NEWS & TOPICS

← 一覧にもどる

2023.8.8

『チームワーク向上診断』のアンケート結果に関するプレスリリースを行いました

診断ツール『チームワーク向上診断』のリリースに先立ち、無料モニターを募集し、アンケート結果を集計しましたのでぜひご覧ください。


プレスリリース

20230808

株式会社シンカ

 

『チームワーク向上診断』のアンケート結果を発表

自主的に適材適所に向かうきっかけに

 

株式会社シンカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 裕也)が、新たにリリースする診断サービス『チームワーク向上診断』の無料モニター調査結果を発表しました。

 

回答者の具体的な声から、「チームが自主的に適材適所へ向かうきっかけ」となりえる確かな効果と今後の課題が見えてきました。

 

93%のモニターが、「レポートを見て、チームメンバーに具体的な気づきがあった」と回答し、一定の効果が確かめられた一方、「チームワークの変化を感じた」のは約43%にとどまり、今後、継続した効果検証が必要であることが明らかとなりました。

 

『チームワーク向上診断』モニター募集ページ

 

○『チームワーク向上診断』について

株式会社シンカが新たにリリースする、多種多様なチームを対象とした診断サービスです。診断では、自分やチームメンバーそれぞれの、固有の個性や強みに加え、チームメンバーとの相対的な違いや、チームの相乗効果を高めるための具体的な行動が示されます。その診断結果をもとにチームで話し合い、改善を行うことでチームパフォーマンスの最大化を目指すものです。『チームワーク向上診断』は、名前の通りチームワークの向上を目指すためのものですが、マネジメントツールではなく、あくまでメンバー自身が自主的に解決方法を探るための、これまでありそうでなかった診断サービスです。

 

○モニター実施について

株式会社シンカは、『チームワーク向上診断』の本リリースに先立ち、20235月下旬より診断サービスを無料で体験できるモニター調査チームを募集しました。参加条件は、『チームワーク向上診断』を受検し、その診断結果をもとにチームメンバー同士で話し合ったうえでアンケートに回答いただくこと。2023728日までに、延べ257名に『チームワーク向上診断』を受検いただき、計44チームにアンケート回答へご協力いただきました。

 

今回のプレスリリースでは、アンケート結果とモニターから寄せられた回答の一部をご紹介します。

 

※『チームワーク向上診断』の詳細と無料モニター調査については特設サイトをご覧ください。

https://www.team-tangent.com/monitor/

 

○モニター実施概要

実施期間 :2023616日(金)~728日(金)

回答数  :44チーム

組織形態 :株式会社34件、NPO法人4件、税理士法人2件、クリニック2件、

合同会社1件、有志団体1件(延べ数)

業種   :メーカー3件、商社7件、金融1件、IT4件、サービス27件、

情報1件、インフラ1件 数字はチーム数

チーム人数:平均5.8人(最小2人~最大11人)

 

○アンケート結果概要

<多く集まった回答>

「お互いの特性(得意・不得意/強み・弱み)の再認識」「相互理解のきっかけ」「自己理解」など、「認識・理解」が深まったという回答や、「コミュニケーションの取り方の変化」「お互いへの配慮」「心理的障壁の軽減」が見られたという回答が多く集まりました。

 

<特徴的な回答>

特徴的と思われるのは、違いを認識したうえで“適材適所を意識した役割の調整”が一部に見られた点です。一般的に、管理職クラスや本人だけが結果を把握できたり、チーム全体の総評が出たりする診断ツールは存在しますが、個々の特性やお互いの期待をオープンにするレポートはあまりなく、さらに話し合いの場で深堀りすることで、メンバー自身が自発的に解決方法を探り、チームとして最適な形に変容しようという、『チームワーク向上診断』が目指している効果の片鱗が見えた結果となりました。

役職や等級別に回答項目を分けず、チームメンバー全員がフラットな状態でレポートに表現されていることにも起因するのか、「部下・後輩からの期待が上司に伝わった」「先輩社員に対して後輩社員が笑いながら指摘ができた」ことを取り上げる回答もありました。

 

<集まったご意見やご要望>

一方で、今回のモニター期間では、時間経過が短いため、チームワークそのものの向上はまだ実感がないという声も少なくなく、今後、継続的な効果検証が必要であることが明らかとなりました。

さらに、レポートの読み取り方や話し合いのガイドを希望する声や、コメントの表現等についても一部改善要望が挙がりました。

これらをふまえて、チーム個々の特性や関係性、お互いの期待に迫る、これまでの診断サービスではありそうでなかった部分について、今回感じられた価値をさらに最大限引き出すとともに、課題については新たに検討し、本リリースやそれ以降も、継続的な改善を図っていきたいと考えています。

 

○各設問の結果

・今回のチームワーク向上診断レポートを見て、チームメンバーに具体的な気づきがありましたか?

「大いに気づきがあった」「気づきがあった」「やや気づきがあった」という回答が約93%でした。

 


・チームワーク向上診断レポートを見てチームに変化はありましたか?

「とても変化があった」「変化があった」「やや変化があった」は約59%にとどまり、受検からアンケート回答までの時間が余り無かったため「まだ変化が生じるまでには至らない」という声が比較的多く寄せられました。今後も効果検証を継続することで、中長期的な影響・変化についても探っていく予定です。

 


・チーム内で話し合った結果、チームワークに変化がありましたか?

「とても変化があった」「変化があった」「やや変化があった」は約43%。変化がなかったと回答した理由は、前問と同様、時間経過が短いためという声が多く挙がりました。

 


・チームワーク向上診断を定期的に利用したいと思いましたか?

「とても利用したい」「利用したい」「やや利用したい」という回答が約84%という結果となりました。『チームワーク向上診断』では、チーム内のコミュニケーションを変化させて一定期間が経過した後や、メンバー変更などチームに変化が生じた際には再受検を推奨していきたいと考えています。今後、モニターを継続することで、一定期間後に診断結果がどのように変わるのか、また変化した診断結果をもとにどのような話し合いを持ち、チームワーク向上にどのように活かしていくのかなども探っていきたいと考えています。

 


・チームワーク向上診断を同僚や知人・友人にも紹介したいですか?

「とても紹介したい」「紹介したい」「やや紹介したい」が約91%で、入口としてのハードルの低さや、相互理解のきっかけ、関わり方の参考となる、といった声が挙がりました。

 

○自由記述回答の内容

チームワーク向上診断レポートを見たり、話し合ったりした結果、どのような変化があったのかについて、また、受検して良かったことについて、下記のような回答がありました。

 

『再認識』

・それぞれの特徴や接し方について、今までは何となく感じていたことを、言葉にすることでお互いの心理的距離が少し近くなったような印象を受けました。また自分の現在の状況を話す機会にもなりました。【商社(事務機器・オフィス機器)】

・自分と相手の現状を考える時間が持てた。まだ日が浅く具体的な行動には落ちていないが、普段しない話し合いをしたというのが、まずの変化だととらえています。【サービス(専門コンサルタント)】

・チームメンバの特性や接し方を言語化してもらえたことで、普段は何となく意識していただけの箇所が明確になり、今後の具体的な行動を考えるのに役立ったところ。【IT(ソフトウェア)】

・メンバーそれぞれに対する気持ちが整理できた。相手の得意としているところや苦手としているところが再確認できた。【サービス(旅行)】

・あらためてメンバーの特徴を知ることができ、それぞれの良さをお互いに確かめ合うことができた。【サービス(その他)】

 

『相互理解のきっかけ』

・レポート+話し合いをすることにより、レポート上だけでは分からない、チームメンバーの理解しきれていない性格や行動特性の一面を知ることができ、お互いを知ろうとする雰囲気が強まったように感じた。【IT(ソフトウェア)】

・話し合いからすぐに変化が表れるものでは無いと思うが、あらためてチームワークの良い組織とは?を全員で考えるきっかけとなった。必ず良い変化が表れると思う。【商社(事務機器・オフィス機器)】

・直近で、各メンバーが組織における役割、ポジションが変わったタイミングだったこともあり、改めてこれから各人がステップアップのために必要な姿勢や行動、各人が克服していかないといけないこと、互いの目指すべきあり方を話し合い共有することができ、個の向上を通して組織力、チームワーク向上につなげていくための機会になったと思います。【メーカー(医薬品)】

 

『自己理解』

・自分で気づいていなかった特徴が理解できたこと【サービス(教育)】

・チームのバランスがわかった。自身の足りないところや伸ばしていくべきところがわかった。【IT(ソフトウェア)】

 

『コミュニケーションの取り方の変化』

・もう少し、高圧的にならないように話すねとか、もう少しはっきりと気持ちを伝えるねとか、当事者同士が確認しあったりしていました。先輩社員に対して、後輩社員がまず机の上をキレイにしましょうと、これまでははっきりとは指摘できていなかったところを、笑い合いながら話していたのも面白い変化だなと思いました。【情報(放送)】

・相手を思いやる方法が自分本位ではなく、相手に寄り添った(少なくとも寄り添おうという気持ちを持った)動きに変化した【サービス(その他)】

 

『心理的障壁の軽減』

・お互いの考えや思いを共有することで関わり方に変化があった。これまで新人スタッフとベテランスタッフの間には見えない壁があったように思うが、今までより意識的にスタッフ同士で声を掛け合うよう行動に移せた。どんな意見もまずは受け止めるから、みんなで声に出して話し合いこの職場が良い環境になるように考えようという共通の思いは共有出来た。【サービス(医療)】

・これまでコミュニケーションに多少の遠慮がみられたが、それが減った感覚を持っている【IT(インターネット)】

 

『適材適所に向けた調整』

・それぞれのタイプによる役割の再設定・再認識が行われた。【サービス(専門コンサルタント)】

・お互いをより、尊重し合えるようになった。二名中ハンターが二名なので、一方がアナリスト、ストラテジストの役割を担うという方向性で合致した。【サービス(福祉・介護)】

・お互いの得意な領域や不得意な領域を話しながら、業務を進める部分ができている【サービス(専門コンサルタント)】

・チームメンバーの得意不得意を把握できた結果、スムーズに業務が進行できるようお互い伝え方に工夫がみられるようになった。【サービス(専門コンサルタント)】

・これまでより踏み込んだ話し合いをすることで、各人がやるべきこと、各人の組織でのあり方や具体的な業務の進め方など、改善点や方向性がより明確になりました。【メーカー(医薬品)】

 

もっとこうして欲しいと感じることや改善点については、以下のようなご意見をいただきました。

 

『話し合いのサポート』

・会話するためのワークシート的なものがあると、それに沿って会話ができるのと、記録として残せるのでありがたいなと思います。【サービス(専門コンサルタント)】

・受検後の話し合いについて、何をどのように話しあったら良いか説明があると更に話し合いがしやすかったと思います。また、レポートの見方についても説明があると嬉しかったです。【サービス(スポーツ・フィットネス)】

・自分もこのチームの当事者なので感情的になることもあり、レポートの見方や、質問の仕方など偏りがあり、自分のまとめ方にも問題があったと思う。ファシリテーターがいてくれると良いと思いました。もしくは、話し合いの進め方など、参考になるものがあると助かります。【サービス(医療)】

 

『レポートの読み取り方』

2枚目の見方がよくわからないと全員に言われたので、2枚目の見方の説明があると良い気がする。【サービス(医療)】

・メンバーのタイプの見方が分からなかったため、見方をレポートに記載してほしい【サービス(専門コンサルタント)】

 

○今後の展開

今回のアンケート結果をもとに、株式会社シンカでは『チームワーク向上診断』の更なるブラッシュアップを行い、202310月に本リリースを行う予定です。また、受検後にチームが具体的にどのようなプロセスを経て変化していくのか、今後も継続してモニター調査に参加したチームを中心にフォローし、ヒアリング・分析を行っていく予定です。その経過や実証結果、リアルな声は、今後オープン予定の『チームワーク向上診断』ホームページにて随時公開していきます。

 

○株式会社シンカについて

株式会社シンカは、199510月、採用専門コンサルティング会社の草分けとして設立されました。

 

1998年、日本初の人材採用管理システムを開発・商品化。20184月より、中小企業向け組織・人事コンサルティング事業をスタート。現在は、社員一人ひとりが「自分が経営を担っている」という「我がごと経営(R)」の推進に注力。「組織人事」の視点から、社会問題の解決に取り組む企業様へのコンサルティングをメイン事業としながら、2020年には、ビジョンである「社会問題を解決することで、持続可能な社会を創造し、私たち一人ひとりの幸福度向上を追求する。」を体現する活動の一環として、自社サテライトオフィス兼ワーケーション施設である『Alive サステナブルラボ飯能』を埼玉県飯能市に開設。

 

『チームワーク向上診断』の基幹となる『tanθ』は、国内導入実績5000社を超えるCUBICを基に共同開発した適性検査です。『tanθ』では、育成・克服が難しいとされる個人の潜在意識や資質・適性である 「性格」「欲求」「思考タイプ」を測定できます。

 

ジョブ型雇用、組織のフラット化、組織横断型プロジェクトなど、組織内のコミュケーションやマネジメントにまつわるお悩みが変化するなか、より役立つものをお届けしたいと考え、『tanθチームワーク向上診断』の開発に至りました。ぜひチームパフォーマンス最大化の一助にご活用いただきたいと思っております。

 

 

【会社概要】

社名:株式会社シンカ

本社所在地:本社 東京都港区新橋四丁目72 6東洋海事ビル 4

代表者:代表取締役社長 田中 裕也

事業内容:我がごと経営(R)”の実現を支援する組織・人事コンサルティング

(組織・人事制度・採用・教育・働き方改革)

設立: 199510

HP:https://www.shinka.com/