2026.1.28号 VOL.319
自律的に選び、学ぶということ
こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。
巷で流行りの「自律的なキャリア形成」。
先日、弊社で行った少人数勉強会は、想像以上に大いに盛り上がりました。
自分自身を振り返ってみると、就活時代、会社説明会では、
多くの企業が、「キャリアステップ」という階段とともに、
役職があがるイメージ図をみせて、説明をしてくれました。
キャリア=役職?
正直、よくわからないな・・・と当時の私は感じていました。
就職先として選択肢にあげていたIT企業(Sier)は、
SE(下流)からPM(上流)への道を示してくれており、
スキルがあがり成長できるのだろうなとイメージはできました。
教育体制は充実しているし、安心して乗っかればいい。
でも、一人前になるには10年かかる。
自分が10年後もやりたいと思えている仕事かどうか、今は分からない、
と感じ、結局、すべて辞退しました。
入社を決めたシンカは、当時9年目のベンチャーで、教育体制はもちろん全くなし。
魅力的で個性的な人が多く、自分にとって未知の刺激をたくさん経験できそう、
という理由で、入社を決意しました。
私にとってはこれが、今でいう自律的なキャリアの始まりだったように思います。
キャリアとは役職や会社が用意してくれる道ではなく、
「何を選び、どう学び続けるか」を自分で決めていくことなのだと、今振り返って感じています。
この自律性は、キャリア選択だけでなく、
日々の学びの姿勢にも表れるものだと、先日の勉強会で強く感じました。
参加されていた、20名の医師・スタッフを抱える歯科クリニックの院長先生は、
「メンバーには、もっと自律的に新しいことを学んでほしい」
「そのために、経営者である自分が一番勉強して、背中を見せるようにしている」
「還暦を超えても、月の半分、勉強に時間を割いている」
と仰っており、そのバイタリティに、参加者全員が感銘を受けました。
弊社代表の田中が、さまざまな資格取得をすべく勉強を始めたころ、
私は、最初のうちは、応援する立場で見守っていましたが、
自然と徐々に自分もやろうかな・・・と思いはじめ、
軽い気持ちで簿記3級からはじめたところ、気が付いた頃には学びが楽しくなり、
苦労しながらも、簿記1級に合格することができました。
いまでは、学びを仕事に活かすため、税理士試験に挑戦しているとは、
以前の自分からは想像できない現実です。
「自分でキャリアをつくりたい」と思って取り組んでいるわけではなく、
自分が決めて進んた結果という点は、就活時代と共通していると感じています。
そして、嬉しいことに、そんな私を見て、
「刺激を受けて、勉強がんばってます」と言ってくれるメンバーもいます。
院長先生のおっしゃる通り、学びの姿勢・意欲は伝播するようです。
上の立場にいるからこそ、自ら率先して学び続ける姿勢を見せること。
それが結果的に、皆の「自律的なキャリア」を育てることにつながるのかもしれません。
編集後記
過去を振り返りながら執筆する中で、
「自律的に学ぶ」ということは、特別な目標や強い意志があって始まるものばかりではなく、
日々の小さな選択の積み重ねなのだと改めて感じます。
そして、子供の頃、親に「宿題終わったの?」と言われるたびに、
やる気を失っていたことも思い出しました。笑
誰かに言われたから学ぶのではなく、
自分で選び、納得して一歩踏み出すこと。
その姿勢は、思っている以上に周囲に伝わり、
気づけば、人や組織の雰囲気にも影響していくのかもしれませんね。
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
マネジャー
分部理恵
1980年生まれ。新潟県新潟市出身。東京理科大学工学部経営工学科卒。2004年に新卒でシンカ入社。
大手上場企業の新卒・中途採用アウトソーシング支援を中心に担当し、
採用支援システム開発や若手育成、業務標準化を経験。
経営不振の中、マネジャーとして案件採算適正化や看板事業の撤退、見積金額標準化を推進。
また、従業員主導の人事制度改革プロジェクトに参画し、自社の経営改革に携わる。
現在は大手企業の採用のご支援を中心としながら、
新たな専門スキルを磨くため、資格試験に挑戦し、2024年日商簿記検定1級に合格。
2025年度 税理士試験「財務諸表論」に合格。