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『 真価と進化 』

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2025.10.29号 VOL.307
夢が目標に変わるとき

こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。

先週、2025年のドラフト会議が行われました。
プロ野球を目指す若者たちにとって、人生を大きく左右する一日。
毎年、その特番で選手やその家族のそこに至るまでの歩みを見ては涙する私です。

19歳になった甥っ子が、小学校2年生のころから「プロ野球選手になりたい」
と言って、いつもバットを背負って公園に向かう後ろ姿を思い出します。

中学、高校と進むにつれ、夢は少しずつ遠く感じられるようになり、
大学進学を考える頃には、
「僕、体育の教員を目指そうかな」と口にするようになりました。

それでも大学野球に進み、全国の強豪校から選手が集まる公式野球部で、
寮生活を送りながら再び心に火がついたのかもしれません。
ドラフト会議の夜、甥っ子からLINEでメッセージをもらいました。

「今日、身近な先輩がプロになる瞬間を目の前で見たんだ。
自分も3年後ドラフトにかかるように頑張ろうって改めて思ったよ。」

「夢」が「目標」に変わるとき。

甥っ子にとって「プロ野球選手になりたい」は幼いころの夢でした。
それが、努力を重ね、現実を知り、そして身近な人の成功を目にしたことで、
「自分もそこに行きたい」という明確な目標に変わったのだと思います。

一度はあきらめかけた思いを再燃し、目標に向かって奮闘する彼の姿を、
私たち家族はとても嬉しく思っています。
甥っ子と同じ歳で、双子の兄弟のように育った我が家の次男は、
バスケットボールを電卓に変え、公認会計士になる目標に向かって始動しています。

そんな二人を思いながら原稿を書き進めていて、ふと気づきました。
いつの間にか、自分自身の夢や目標を持つことよりも、子供たちの夢や目標を
応援する側に回っていることに。

大人になると現実を知り、周囲の目を気にするようになります。
歳を重ねるほど、「夢」や「壮大な目標」を心の奥にしまい込んで、、、
自分のことはあきらめて、誰かを応援することで納得しているのかもしれません。

だからこそ、目標を堂々と公言し、それに向かって動き出す若い力には、
正直うらやましさを感じます。
その姿は、やっぱりまぶしく映ります。


編集後記

本当にそれでいいのだろうか?

「ドラフトにかかる」ことは、確かに大きな目標です。
けれど、その先にある世界は、もっと厳しく、もっと広い。
プロ野球選手になることがゴールではなく、そこからが本当のスタート。
生き残るためには、さらに高い視座を持たなければなりません。

「一軍で40歳まで活躍する」「チームの日本一に貢献する選手になる」
具体的な未来を見据えてこそ、今の努力が本当の意味を持つのだと思います。

自分の目標は、どこまで遠くを見て設定できているだろうか。
私自身も改めて考えさせられました。

それでは、次回もお楽しみに!

執筆者プロフィール

株式会社シンカ
プロジェクトマネージャー
村井一美

東京都台東区出身、実家は下町のうなぎ屋。
東洋英和女学院短期大学を卒業。学生時代はバスケットボール部やラクロス部で汗を流すなど、
常に体育会系の活動に励む。
2002年に株式会社シンカへ入社し、子育てと仕事を両立しながら採用・バックオフィス領域の
スーパーバイザーを長年務める。
現在は、業務設計や管理での豊富な経験を武器に企業の現場に伴走するコンサルタントとして、
大手企業から中堅中小企業まで幅広く担当する。