2025.10.22号 VOL.306
自分の存在意義
こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。
新卒で就活をしていた際、
「モノを売るだけでなく、自分ならではの付加価値をのせて
お客様にサービスを提供できる仕事がしたい」というのが一つの軸でした。
自分にしかできないことを身に着けたい、自分ならではの価値を出せる社会人になりたい。
自分の存在意義を見出したいとの想いをもって、シンカに入社しました。
そんな鼻息の荒い私に、ある時、上司は言いました。
「あなたがいなくても会社は回ります」
仕事に慣れてきて、若干調子に乗っていたタイミングだったように思います。
業務のレベル的には、下っ端の下っ端、周りからみれば大したことはやっていなかった中で、
「自分じゃないとお客さんが困るのだ」という態度をとった私。
しっかりと鼻を折られました。笑
下積み時代は、業務の基本動作を学び、理解し、スキルにしていくとき。
そして社内では、業務の標準化・平準化を進め、外注化を推進していたときでした。
むしろ、自分以外でもできるようにすること、を求められていました。
・会社にとって、仕事が属人的になることは望ましくない
・個人として、自分ならではの仕事がしたい
一見すると矛盾していることを曖昧にしたまま、漠然と過ごしており、
自分ならではの仕事とは何なのかを見出すことができずに今日を迎えています。
社員が退職や異動等で少なくなると、属人的にならざるを得ず、
人に仕事がついてしまい、結果、その人の存在意義になっていくケースは多くあります。
「この業務は〇〇さんじゃないとできない」
「あの人が休むと仕事がとまってしまう」
それは本当に、「その人ならでは」の仕事ができている状態なのでしょうか。
むしろ、業務がブラックボックス化してしまったり、
情報がその人の利権となってしまうリスクもあり、
会社運営としては望ましくありません。
しかしそれが、本人にとっては
存在意義であり、やりがいであり、働きがいだったりするわけです。
そのため、一度ループができてしまうと、抜け出すのは至難の業です。
いま改めて思うことは、
・「自分がやってきたこと(過去)」は、定型化し、渡していく
・「自分だからできること(未来)」は探し続け、つくり続ける
ということなのでしょう。
過去にしがみつかず、生涯、前に進むしかないようです!
編集後記
改めて、新人時代の上司からの「あなたがいなくても仕事は回る」という言葉、
全く持ってそのとおりなのですが、無価値の烙印の衝撃たるや、すさまじい。
現実を教えていただけて、本当に良かったです。
いまの時代では、問題になりそうですが、
私自身にとって、必要な指導であったと思いますし、
こうして20年経っても記憶に残り、今でも戒めとなっていることがありがたい限りです。
人の記憶に残る、「自分ならでは」を探していきたいと思います!
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
マネジャー
分部理恵
1980年生まれ。新潟県新潟市出身。東京理科大学工学部経営工学科卒。2004年に新卒でシンカ入社。
大手上場企業の新卒・中途採用アウトソーシング支援を中心に担当し、
採用支援システム開発や若手育成、業務標準化も経験。
経営不振の中、マネジャーとして案件採算適正化や看板事業の撤退、見積金額標準化を推進。
従業員主導の人事制度改革プロジェクトにも参画し、自社の経営改革に携わる。
現在は大手企業の採用支援とともに、中堅中小企業の組織人事支援へ挑戦中。
自らの強みを分かりやすく可視化したいとの思いから、2024年日商簿記検定1級に合格。
現在も、さらなる専門スキル獲得を目指し邁進している。