2025.01.08号 VOL.265
我が家のチームワーク
こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。
いつもメルマガ「真価と進化」をお読みいただき、誠にありがとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
2025年は「巳(へび)」年。
へびが脱皮するように「復活と再生」を意味する変化の年です。
へびの如く「新たな自分に生まれ変わる」よう、挑戦を続けてまいりましょう!
それでは、『真価と進化 2025.1.8号』、最後までお付き合いください。
我が家のチームワーク
「チーム」とは、活動をともに行う集団であり、
一般的に、共通の目的や目標を達成するために共に働く人々の集団のことを指します。
世の中にはさまざまなチームが存在しますが、
「家族」というかたちもチームの一つと思います。
良いチームとは何でしょうか?
答えは1つではないと思いますが、
我が家の変遷をもとに、少しだけ紐解いていければと思います。
<小学生~中学生時代>
家族構成=父・母・姉・私(+柴犬)
父は仕事多忙で出張も多く不在がちでしたので、
家のことはすべて母が切り盛りしていました。
父は家のことには一切口を出さず、母のやり方を尊重している人でした。
丸投げともいえますが、ケンカしている様子もなかったので、
互いの役割が明確だったのだと思います。
<高校~大学時代>
私が高校進学の際は、父(単身赴任)・姉(大学)が東京へ、
私が大学進学で東京へいく際は、姉が入れ替わりで新潟へ、
というかたちで、家族が二拠点にわかれることとなりました。
物理的に距離が離れていましたが、
家族のことを考えて行動する役割は、依然として母が担っていました。
家族のバランスがかわったのは、
母の闘病がはじまってからでした。
<社会人 20代>
父が、母の闘病を支えるべく退職して新潟に戻り、
私だけが東京に離れている状態となりました。
はたからみていると、父は家のことを積極的に手伝い、母を支えているようにみえていましたが、
少しずつ、母から父に対する愚痴を聞くようになりました。
家の中の役割を共有するようになったことで、
母の期待と、父の行動・スタンスにギャップが生まれ不満が生じていました。
<社会人 30代>
実家では、父と姉の2人暮らしとなりましたが、
そりが合わない性格ということもあり、互いに自分の生活をしている状態、
個人事業主がルームシェアしているような状態となりました。
つまり、チームではなくなっていたのではと思います。
しかしその後、父の闘病が始まると、共通目的がうまれ互いに協力し合うようになりました。
父は、姉の世話になりたくないと、自分のことは自分でやる意思が強かったため、
個人事業主同士が最低限ともに生活をしていく上での協力をしあう、
という共通目的があったように思います。
<現在>
姉が家主となり、広い一軒家を守ってくれている状態です。
これまでの家族の歴史がすべて詰まっているため、
物が多かったり、管理に手が行き届いていない様子もありますが、
本人の快適な住まいとしての環境をマネジメントしてくれています。
私が帰省した際、アレコレ気になるところはありますが、
家主がすべての権限と義務をもっているわけですので、
余計な口や手を出さず、家主のマネジメント下に身をゆだねています。
その結果、姉にとっては、妹の帰省を楽しいと感じる状況を維持しつつ、
私はのんびりさせてもらえる、という互いのメリットを享受できています。笑
これまでの変遷から、以下のように感じています。
・PM(意思決定権をもつ人)が明確なほうがうまくいく
・共通目的はその時々でかわってよいが、常に必要である
・メンバーが変わるとチームバランスが変わるため、その都度PM、共通目的、互いの関係性を見直していく
みなさんの所属するチームはいかがでしょうか?
ぜひ、お聞かせいただけると嬉しいです!
編集後記
昔は、みんなで一緒にやろう!という表現をよく使っていたなと思い返すのですが、
役割や決め方が曖昧だったりして、物事が前に進まなかったり、
表面上は合意を取ったようにみえて、実は本心では納得していない人がいたりと、
もやもやを残すことも多くあったように思います。
決定権を持つ人は1人のみ。
他の人は、全幅の信頼のもとすべてを任せる(口も手も出さない)。
そのうえで、全力で支援・応援する。
ということが大事だなと最近は感じます。
結局は大前提に、信頼しあえる関係性をつくることが大事ですね。
それでは、次回もお楽しみに!
分部 理恵