2024.10.16号 VOL.254
攻めの休養
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
ようやく秋を感じるこの頃、長い残暑に、昼夜の温度差などで疲労感や倦怠感を
感じる日も少なくないと思います。
そんな折、日本リカバリー協会代表のお話を聴く機会がありました。
今回はそのお話で印象に残った攻めの休養について綴ります。
それでは、『真価と進化 ?2024.10.16号』、最後までお付き合いください。
攻めの休養
日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹先生はまず、
デジタル社会が進んで、オンライン会議が主流となる私たちの仕事スタイルは
出社する、客先に向かう移動の時間(仕事と仕事の余白の時間)もなくなり、
例えば、電車で本を読んだり、仮眠をとったり、音楽を聴いたりする切替の
隙間もなく会議や商談がつづいて、身体も心も許容量を超えるバランスを失った
生活をを送っている状態である点をお話されました。
そしてその疲労やストレスがたまると、やがて病気につながる点では、
積極的に休養をとることが健康維持には必要だとお話されました。
お話をうかがって、印象に残った “攻めの休養”とは、、、
それは、ただゴロゴロと横になって休むことを推奨しているわけではありません。
活力につながる休養(活動→疲労→休養→(活力)→活動となるような)です。
“攻めの休養”は、大きく以下の3つに分けられます。
・生理的休養 睡眠や休憩を取る、ストレッチ、ウォーキングなど
・心理的休養 家族や友人と親交する、ペットと触れ合う、推し活など
・社会的休養 周りの環境を変えること。旅行、部屋の模様替え、整理整頓など
ここで、私自身の生活と休養を振り返ってみました。
思えば、次男誕生後のこの16,17年、平日は会社員、休日は実家の手伝いや、
子供達の習い事に活動フォローと、完全休養する日もなく、忙しく過ごしてます。
「休んでる?いつも忙しそうだね?」と声をかけられることがしばしばあります。
15年以上も、健康でその生活を続けてこれたのは、
『攻めの休養』を私なりのペースでうまい具合に取り入れていたからと思いました。
特に、生理的休養、心理的休養を積極的に実践していました。
もう一つ、気づいた大事なポイントは、
『休日は家族のために過ごそう』と自分で決めたことを継続しているから、
休みがなくて大変とか、辛いといった捉え方にならない点です。
自分が決めてやっていることが、誰かのために役立っていると満たされています。
子供達の手が離れ、これからは社会的休養もうまく取り入れながら、
明日を生きる活力を蓄えて、健康で充実した毎日を過ごしていきたいと思います。
編集後記
同じ「休憩をとる」という行為でも、AとBでは効果が変わってくるそうです。
(例)疲れていたので、睡眠で休養をとる
A:何も考えずにただゴロゴロと寝て過ごした
B:疲れをとるために夕方まで●時間、寝ようと決めて寝た
Bのように、自分で決めて能動的にとった休憩の方が効果的な休養となるそうです。
それでは、次回もお楽しみに!
村井 一美