シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2024.7.24号 VOL.244
それでも私が通い続ける理由

こんにちは。株式会社シンカの山内と申します。

連日、猛暑が続いていますね。

朝の通勤時からすでに気温が高めですが、私にとって暑さとの本当の戦いは18時頃。
保育園のお迎えのため、17:30過ぎに会社を退社し、新橋駅まで早歩き(時には小走り)。
駅から保育園までもまた早歩き(時には小走り)。
いつもお迎え時間ギリギリに到着し、子どもをピックアップした後は、
西日に照らされた暑い空気の中、ベビーカーを押して帰宅。
自宅に着いた瞬間、汗がどっと吹き出します。

この猛暑の中、Aliveも日中はなかなかの暑さで、
暑さ対策をもう一段工夫したいと考えているところです。

最近、「どうして(子どもが生まれてもなお)そんなにAlive(飯能)に通うの?」という
質問を受けました。その理由を改めて考えてみたので、皆さんにご紹介したいと思います。

それでは、『真価と進化 2024.7.24号』、最後までお付き合いください。


それでも私が通い続ける理由


「Alive サステナブルラボ飯能」を開業して、まもなく丸4年になります。

最初の1年半ほどは、月~水は新橋、木~土は飯能といった2拠点生活を
ほぼ毎週続けていました。

子どもが生まれてから、毎週通うのは難しくなりましたが、
育休から復帰して直近14ヶ月間で「平均2.3回/月」と
なかなかの頻度で通っています(笑)

東京での仕事が詰まっていたり、家庭の予定で行けない週が続くとストレスが溜まり、
逆に飯能に行く頻度が増えると、東京での仕事の成果が気になり、またストレスを感じる…
そんな揺れ動く1年を過ごしましたが、
現在は自分なりのバランスが取れている状態です。
(それでも、本音を言えば、もう少し行きたい…!)

飯能では、宿泊業として必要なAliveのメンテナンスや
東京の仕事をテレワークで進めたり、週末は地域や自然を感じるイベントの開催、
地域通貨の運営関連の活動を行っています。
いずれも会社から強制されているわけではなく、自分の意思で
仕事と家庭を調整しながら続けています。

行くときには一泊することが多く、東京に預けられる親族もいないため、
子どもを連れていくことがほとんどです。
自分の荷物に加え、子どもの着替え、オムツ、おやつなども含めると
それなりの量になります。
また、電車の中で毎回おとなしくしてくれるわけではないため、
片道2時間の移動にはそれなりに負荷がかかります。

それでも、私が飯能に通う理由。

1つ目は、「自然の中で心身のバランスを取り戻せるから」です。

時間に追われる生活の中で、仕事や会社運営において、
特に中長期の判断をする際に、頭でっかちになりがちで、
自分の感性が鈍ってしまっているように感じていました。

Aliveに行き、自然に包まれ、そこに流れる気に合わせて呼吸を整えることで、
心も体もリラックスできると、思考に雑念がなくなります。
結果的に、クリアな頭で、自らの身体感覚、直感にも問いながら判断することができます。

普段は早めに帰宅することが多く、経営会議の時間も限られているため、
会社の方向性の議論や、大切な決断を、最近はAliveのテラスで行うことも増えました(笑)

また、「今はあえて決断しない」という判断も、そういう環境にいるからこそ
できていると感じます。

2つ目の理由は、そこに集う方々が解放されていく様子を見るのが嬉しいから。
先週の流しそうめんイベントでは、
小学校2年生の男の子と、5歳の女の子を含む2家族が参加してくださいました。

男の子は、普段なら食べないミニトマトをパクパク食べ、
自分たちで養鶏所に行って買ってきた卵を朝食に卵掛けご飯にして食べ、
「今まで食べた卵の中で一番美味しい!」と大喜びでした。

女の子は、普段は人見知りで、年上のお兄さんと遊ぶこともないのに、
枕投げをして、大きな声で笑い、走り回っていました。

私の娘も飯能に一泊して東京に帰ってくると、声が一段大きくなり、
自宅で迎える夫が毎回驚くほどです。

子どもだけでなく、大人も含め、訪れてくれた方々が心身とも解放されていく様子を見ると、
運営者としての喜びを強く感じます。

3つ目の理由は、開業初期から変わらない、人との豊かな繋がりです。
地域の方々が温かく、そこに会いたい人たちがいることはもちろんですが、
Aliveでは、不便さがあるからこそ互いに関わり合い、
会話が生まれ、共同体験の機会が得られます。
拡張家族、ソーシャルファミリーのような感覚が、とても心地よいのです。

今月は、25卒の内定者研修でご利用いただいた企業様があり、
「一気に距離が近づいた」というお声もいただきました。


皆さんにも、シェアサテライトオフィスやシェア別荘のように
利用いただき、上記の感覚をぜひ味わっていただきたいです。

アテンドで呼んでいただく機会も多いので、よければご一緒しましょう。
お気軽にご相談ください。

編集後記


先日、義姉の家族に誘われて、那須のモンゴリアビレッジテンゲルに行ってきました。

どうしてそこを選んだのか聞いてみたところ、
5歳と3歳の娘さんが、宿泊といえば実家かホテルのみで、
「お泊まり=夜景がキラキラしているところ」と認識していることに
少し危機感を感じて、アウトドアの入門編を体験させたかったからとのこと。
その話を聞いて、今度はAliveにもお誘いしました。

このプライベートと仕事が融合する感覚も、Aliveを始めて得られた喜びです。

9月には友人家族とプライベートで利用する予定で、
運営者でありながら、ちゃんとお金を払って利用してきます(笑)

それでは、次回もお楽しみに!

山内 綾子