シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2024.6.26号 VOL.240
歩みを止めない

こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。

全国的に梅雨に入り、湿気を感じる日々が続いています。
個人的に湿気や低気圧が体調的に苦手ということもあり、
はやく過ぎ去ってほしいと毎年願う季節です。

4月から新年度の企業様が多いと思いますが、期初の忙しさが落ち着き始め、
今期の挑戦が具体的に始まっていらっしゃる方が多い頃かなと思います。

今回は、私の最近の身近な出来事からお届けしたいと思います。

それでは、『真価と進化 2024.6.26号』、最後までお付き合いください。


歩みを止めない


昨今のDX旋風。
その言葉を目にしない日がないように思います。
大企業・中小企業とわずビジネスモデルの変革が叫ばれ、
業務改善、組織や企業文化・風土に至るまで、あらゆる改革をすることで、
競争上の優位性を確立するべく、皆様日々尽力されていらっしゃるものと思います。

自分で「変革せねばならない」とかかげてしまうと、思考停止してしまいそうになりますが、
最初の小さな一歩は、「課題を発見すること」なのではないかと思っています。

個人的な事例ではありますが、ご紹介させていただきます。

<事例1>
・先月より、社内の別部門の業務改善に関わらせてもらっています。
・まずは全体を理解するべく、業務フローをヒアリングして流れを絵におこし、
 その次に、担当者が何に困っているのか等、課題のすり合わせをしています。

その会話の中で、担当者が変えられないと無意識に思っていることがあることを実感しました。

当社は、過去に様々な社内の業務改善活動をやってきていますが、
それと同時に新規事業にもチャレンジしていますので、
むしろどんどん新しい社内業務が増えてきています。

日々追加発生的に増える業務も含めて、実務をやっているからこそ、
業務詳細のこまやかな情報や注意点に意識がとられ、
全体を俯瞰して捉える余力がなかったり、そもそもその状態に気付けていない、
ということが起こるのだと思いました。

これは、自らが実務を行っているときに、ふと各論にとらわれている自分に
気づくことがありますので、他人ごとではないなと感じます。
実業務が分からない立場からの視点だからこそ、
全体から見たときの根詰まりポイントを発見できることがある、と感じました。


<事例2>
・年間を通して、ある大手企業様の採用活動の運用のご支援をさせていただいています。
・以前は属人的な体制となってしまっていたところ、見直しをはかり、
 この2年ほどかけて、チームで分担する体制へと進化してきています。
・そもそもが属人的にならざるをえない複雑な業務が多く、標準化しづらいため、
 マニュアルを整備し、アップデートし続ける、
 全員がすべての業務を経験するべくローテーションする、
 情報共有や蓄積方法を適宜すり合わせしながら見直しし続ける等、さまざま取り組んできました。

一連の採用活動が落ち着いたため、先日、チーム内で業務全体の振り返りを行いました。
すると、小さな改善点はあがってきたものの、抜本的にみなおすべき点は、みつかりませんでした。

チーム運営していくという点においては、
やるべきことを取り組んできた結果だと感慨深い気持ちとともに、
ここからが本質的な課題をみつけていく段階なのだなということも改めて感じた瞬間でした。

いままでの経験から思いつくこと、表面的な課題は改善してきたわけですが、
「いまがベスト」と思いこんでしまったら、停滞してしまい、
数年後には、組織は後退していくということだな・・・と危機感を感じた次第です。


過去の延長線上で、自分の頭で思いつかないことは、
どれだけ時間を使って自分の頭で考えても自分の内からは生み出せません。
そのためには、自分の外からの刺激、知識をいれて、
自らをアップデートしつづけていくことが大事なのだと思います。

社内外から直接声をきいたり、創意工夫されている事例をインプットしたり、
その過程の中で、小さな課題をたくさんあつめ、小さな改善をつづけ、
その結果が、大きな変化へとつながっていくのではないかと思います。

そのためには、一人ひとりが、小さな課題をみつけ、行動を起こすこと。
その蓄積が、組織を動かすことにつながるものと思います。

一人では変革は起こせません。
立ち止まることなく、皆で、ともに前進してまいりましょう。

編集後記


東京都知事選、盛り上がっていますね!
これまでも投票には行っていましたが、直前にちょこっと情報をしらべてみて、
よくわからないなーという思いとともに、投票してきていました。
が、今回は、各段に興味関心度が変わりました。

その理由は、SNSで注目を集めている石丸伸二氏です。
都民に対して、おもねることなく、政治への参加の責任を問うスタンスに、
自身の反省とともに、変革に期待したくなる存在です。

・・・という影響を少し受けての今回のメルマガとなりました。笑

東京都民のみなさま、7月7日(日)は投票に行きましょう!
それでは、次回もお楽しみに。

分部 理恵