2024.5.29号 VOL.236
リベラルアーツの日?
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
家族4人中3人が5月生まれの我が家にとって5月は特別な月です。
そんな5月も、もう月末ですね。
今回は学校からのお便りがきっかけで調べたことについて、綴ります。
それでは、『真価と進化 2024.5.29号』、最後までお付き合いください。
リベラルアーツの日?
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本校では、今年度から「リベラルアーツの日」と称して、
探究活動をより深める日を設定いたしました。
つきましては、内容についてご連絡いたします。
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学校からのお便りに『リベラルアーツ』のワードが目に留まりました。
「リベラルアーツ」というワードは見聞きしたことがあっても、その内容まで
理解できていませんでした。
自由である芸術?!(直訳)
【リベラルアーツ】
ギリシャ・ローマ時代の「自由7科」(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、
音楽)が起源。人間の知識・技能を広く深く育むための学問分野を総称する。
現代では大学の教育カリキュラムの一部として存在し、専門的な職業訓練ではなく、
広範で一般的な教養を身につけることを目指す。
「リベラルアーツ」が高校でも新たな施策として組み込まれる様子から
社会の変化に伴い、教育課程や求められる能力は変化しているんだと実感します。
昨年の4月から総合的な探究の時間がスタートしました。
先生が立てた問いにただ正解を探すのではなく、自ら問いを立てて、
それに対して答えを出すような主体的な探究を鍛える学習です。
・知識型から課題解決型へ
・「ひとつの正解」よりも「多様性の理解」
一見、役に立ちそうにない一般教養から幅広い知識を持ち、さまざまな角度
から物事を考えられる柔軟な思考を鍛えることは、実社会の複雑な問題に立ち向かい、
予測不可能な時代を生き抜くために必要であることは理解できました。
そして、学生に限らず私たち社会人にとっても必要な学びであると実感しました。
・哲学、文学、歴史、数学、自然科学など、多様な学問分野を横断的に学ぶ
・各分野の知識を関連付け、全体像を捉える力を養う
しかしながら、前回の横田のメルマガで取り上げられた
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の一説にもあるとおり、
『手っ取り早く関係のある情報は知りたいが、関係のない情報は頭が混乱してしまう。』
リベラルアーツの学びはこれに共通し、自分にはハードルが高いなぁと感じました。
わたしは自分をアップデートできるのだろうか、一抹の不安が心をよぎりました。
そして、学校では第1回リベラルアーツの日に一体何をするのかなと読み進めると、
内容は、劇団四季ミュージカル「美女と野獣」の鑑賞です。
そんなに小難しく考えずに、主体的に楽しみながら学ぶ姿勢や行動すること
それで良いんだと思うのでした。
編集後記
いろいろと始める前から難しくとらえると、「できない」理由を考えている
ことがよくありますが、
「できない」ことを考えるより「できること」に目を向けるのが大事だよ。
これまで、何度かそんな言葉をかけられて、
自分にできること・自分にあること、自分の内面をしっかり見つめて
それを活かしてまずはやってみる自分に変われたタイミングがありました。
状況は変わります。変わることを恐れずに自分をどんどん変えていける
その中で、自分をアップデートしていけたらいいなぁと思います。
それでは、次回もお楽しみに!
村井 一美