2024.1.31号 VOL.219
白髪染めをやめてみた
こんにちは。株式会社シンカの稲村と申します。
「寒」の真っ只中ですが、寒さや乾燥に負けず、いきいきと過ごしたいものですよね。
「いきいき」とはどういう状態でしょうか?漢字で書くと「生き生き」または「活き活き」。
元気で活気にあふれた状態ですね。
単に健康だという事だけでなく、内側から滲み出る美しさも含まれているようです。
若ければ、いきいきしているとも限りません。
ステキなシニアの方々を見ると、老いを受け入れて上手に付き合っておられることが
いきいきとした魅力に通じているように思います。
そんな老いの受入れ方の入口について、考えてみました。
それでは、『 真価と進化 2024.1.31号』、最後までお付き合いください。
白髪染めをやめてみた
アンチエイジングという言葉に触れるようになって久しいですね。
時間とお金、心にも適度にゆとりがあってアンチエイジングケアを楽しんで出来る
のであれば良いのですが、加齢に無理して抗って、思う様にいかず、
内面が萎んだり、ギスギスしてしまっては、本末転倒ですよね。
私が真っ先に思い浮かぶのは「白髪」のケアです。
私は白髪染めをし始めてから、おそらく4、5年経つのですが、カットの為に
ヘアサロンに行く予定よりも、早く白髪が目立ってきてしまうと、自分で染めるのは
面倒だし痛みそうだけど、サロンに行く時間とお金がもったいない…ということで、
自分の髪に自信が持てないまま数週間を過ごすという事がありました。
白髪は色だけであれば、シワやシミよりも手軽にケア出来てしまうことが
頻繁に目にするセルフカラー剤のコマーシャルなどでも知られているので、
根元の白髪が目立っているとズボラと思われるのではないか? ひいては清潔感がないと
感じさせるのではないか? という強迫観念にかられる事さえもあるのではないでしょうか。
いっそのこと、早くシルバーヘアになってしまいたいと思ったり、
ベリーショートなら、まばらな白髪交じりでもカッコよいのではないかと思ったりするのですが、
現状、それが似合う感じでもないので、しばらくは根元白髪にイライラする期間を
我慢して過ごすことになるのかなと思っていると、
ふと本屋で「白髪ぼかし」という言葉を目にしました。
白髪染めではないカラー剤を使って白髪を目立たなくするカラーリングです。
白髪とそうでない髪の明度差を近づける為に、白髪染め剤で明るい色にしてみようかとは
自分でも考えていたのですが、白髪染め剤には そもそもの特性から あまり明るい色はありません。
「白髪ぼかし」について調べてみると、色の他にも様々なメリットがあります。
キューティクルを開いて色素を入れる白髪染めよりも髪にダメージが少ない。
根元の白髪が伸びてきても目立ちにくい状態がつづくなど。
「これだ!」と思い、行きつけのヘアサロンで希望を伝えてみると、
ちょうどお勧めしようと思っていたとのこと。流石、約10年のお付き合いの店主さん。
まだブリーチを使ってハイライト(メッシュ)を入れることまではしておらず、
これまでよりも明るめのおしゃれ染め剤で髪全体を染める事から始めています。
染めて2週間ほどで退色してきたので、「やはり色素の定着がおだやかだから
落ちやすいのか…、失敗したかな?」と思ったのですが、白髪染めよりも
透明感のある質感という事もあり、白髪が目立ちにくいことは確かでした。
様々な光の下で確認した訳ではないので、人様から見て、白髪が気になるかどうかまでは分かりませんが、
自分で見て気にならないだけでも十分です。心おだやかに過ごせます。
白髪"染め"の話ではあるのですが、2週間スパンでサロンで染めているという同級生がおり、
何人かで集まった時に「そんなに頻繁にサロン行って、家族は嫌な顔をしないの?」
という話になったのですが、その逆で、白髪が気になってしょんぼりしたりイライラしたりするより
「どうぞどうぞ染めに行ってきて。夕飯作っておくし。」てなもんだそうです。
私は、先週末に2回目のおしゃれ染めをしたのですが、2ヶ月と2週間持たせました。
そして次はどのようにしようか今から楽しみです。だんだんとグレイヘアーに移行していき、
いずれは全てのカラー剤からも卒業したいと考えておりますが、関連書籍が沢山あることに
驚きました。人生100年時代ですものね。
無理せず楽しみながら「スマート・エイジング」「プロダクティブ・エイジング」の精神で
いきいきと過ごせていけたらと思います。
≪参考≫
40代から「白髪ぼかし」をやったほうがいい理由(美ST)
https://be-story.jp/hair/13734//
「白髪染め、いつまで続ける?」“グレイヘアにしてからきれいになった人”が急増中!(ダ・ヴィンチWeb)
https://ddnavi.com/review/495064/a//
編集後記
冬のお悩みのひとつに"唇の荒れ"があると思います。私も「どんだけ脱皮するんだ?」と
呆れるほどガサガサになります。リップクリームは欠かせないのですが、
化粧品に分類されるものから、医薬部外品へ、そして第3類医薬品へと
どんどん効き目の高いものを求めておりました。
それでも荒れる時は荒れるものと半ばあきらめておりましたが、
テレビでリップクリームの効果的な塗り方が紹介されており、実践したところ
荒れる事がだいぶ少なくなりました。
縦じわ横じわの中に入るように、ソフトタッチでくるくると円を描くように
隅々まで塗るのです。これにより血行も良くなります。
"高価"なものでなくても"効果"が期待できますよ。おススメです。
それでは、次回もお楽しみに!
稲村 祥子