シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2024.1.24号 VOL.218
誰か一人に頼らないチーム

こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。

この度の令和6年能登半島地震におきまして、被災された皆様には、
謹んでお見舞い申し上げますと共に、皆様の安全と、
一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

先日22日は次男の高校でも推薦入試があり、自宅学習という名のお休みでした。
受験シーズンを実感するとともに、つい先日入学したと思った高校もあと1年。
時が経つ早さに少し寂しさも感じ、大変だと嘆いていた早朝の弁当作りも
今しかできないことと思えるこの頃です。

それでは、『 真価と進化 2024.1.24号』、最後までお付き合いください。


誰か一人に頼らないチーム


この週末、関東大会をかけた東京都高校バスケの新人戦本大会が終了しました。
新チーム初の公式戦、予選を勝ち上がった上位40校での本大会です。
常勝軍団の強豪校、ダークホース的な伝統校など、一戦、一戦気が抜けない戦いが続きました。

組み合わせや、勝ち上がり状況をみながら、次はこの学校と対戦すると予想し、
スカウティングをすすめてのぞむのが定例ですが、今大会はいくつかの対戦で
予想外の結果となりました。

予想外の結果の原因は「インフルエンザ感染」です。
主力メンバーがインフルエンザに感染し欠場せざるを得ない状況になったのです。
大会に向けて仕上げてきたベストメンバーのバランスが脆くも崩れてしまい、
本来の実力は発揮できないまま敗退することになります。

「誰か一人に頼らないチーム」
主力メンバーに依存しない、メンバー各人が高い意識をもってスキルアップし、
チームのパフォーマンスの最大化ができること、「選手層の厚さ」がとても重要だと実感しました。

誰にボールが渡っても点を取れる。誰かひとりに頼らなくて守りきれる強さ。
更なる高みを目指すためには必要なことだと思います。

それはチームの個人、ひとりひとりがその意識をもって取り組まなければ
成就できないことだと思います。

 「勝つ意欲」はたいして重要ではない。
  そんなものは誰もが持ち合わせている。
  重要なのは、勝つために準備する意欲である。

            ボビー・ナイト(バスケットボールコーチ)

箱根駅伝を大会新で圧勝した青山学院でも
「誰か一人に頼らないチーム」が新チーム発足時に掲げた目標だったそうです。
負けてたまるか大作戦の裏で自主性を重視したチームの取組みがあったんですね。

高校バスケ最後の年となる2024年。
年末のウィンターカップ出場を夢で終わらせないためにも、
「誰か一人に頼らないチーム」へと部員ひとりひとりが主体性をもって
チーム力の礎となスキルを伸ばしていってほしいです。

父母で結成する応援隊も、勝利の女神に後押しいただけるよう、
謙虚さと笑顔をモットーに応援し続けたいと思います。


編集後記


時折、出社前に立ち寄る芝大神宮。大鳥居の前で真剣に手を合わせる男子中学生
らしき若者を発見!『神頼みなんて正直どうでもいい』って考えるお年頃では?
早朝、制服姿でひとり、真摯に手を合わせるその様子に目が離せず、
「大丈夫、きっとベストを尽くせるから!」と呟いておりました。

間もなく二月。
受験は個人戦かもしれませんが、仲間や家族が支えになってくれるはずです。
頑張れ!受験生。

それでは、次回もお楽しみに!

村井 一美