2023.12.13号 VOL.213
学び直しのきっかけは…
こんにちは。株式会社シンカの稲村と申します。
2023年も大詰めとなり、今年の振り返りをされている方も多いと思います。
また、大掃除の計画をする時期でもあり、やろうと思って購入したモノが手付かずだな…、
なんて悔んだり焦ったりする時期でもあります。
私にも いくつか放置しているものがあり、大抵またそのままにしてしまうのですが…、
最近引っ張り出したものが一つあります。
今回は、そのきっかけについて、お話したいと思います。
それでは、『 真価と進化 2023.12.13号』、最後までお付き合いください。
学び直しのきっかけは…
この時期になると、最終回を迎えるドラマが多いですが、大河ドラマもそのひとつ。
まる1年をかけて付き合ってきた作品ともなると、どのように終わるのか楽しみでもあり
終わるのが寂しくもあります。
昨年の大河ドラマの主人公は、北条義時と、それまであまりスポットが
当てられなかった人物なので、史実をちょくちょくネットで調べながら
観ていたのですが、今年は徳川家康ということで、そうそう調べる必要もなく
ドラマのストーリーの方に集中できるだろうと思っていたのですが、
蓋を開けてみると、私には記憶が曖昧な歴史上の出来事が多く、
ネットで調べながら観る回も多々ありました。
史実の詳細なエピソードや裏話、考察などは、知らない方も多く、『歴史探偵』などで
組まれた特集で初めて知るという事はあると思うのですが、私の場合、はずかしながら
基本のところで、「あれ?この順番だっけ?」「この人誰?」という事があるので、
その度に視聴を止めて調べたり、見返したりするので、スッと楽しめず困ったものです。
関ヶ原の戦いから大坂冬の陣・夏の陣まで、そんなに間があったのか!大谷吉継って誰?といった具合です。
高校の社会の科目で、日本史を選択しなかったので、中学までの知識と時代劇の知識を
繋いで凌いでいる感じなのです。
大筋が曖昧なのに、微細なエピソードの方を詳しく知っている事もあります。
単にフィクションとして楽しめば良いとも思うのですが、気になってしまいます。
高校で日本史を選択しなかった理由は、「日本史は、今勉強しなくても、
後々勉強する機会があるだろう。大人になったら大河ドラマをみるようになるだろうし」
というものだったので、案の定、そうなっています。
ちなみに、世界史を選択したことで、その頃深夜に放送されていた教養風バラエティ番組
『カノッサの屈辱』とそのパロディ『加納さんの屈辱』を楽しめたので、
それはそれで良かったと思っています。50歳前後の方限定のネタですみません。
子供の頃の私は、『遠山の金さん』『江戸を斬る』『水戸黄門』といった勧善懲悪モノの
時代劇は大好きだったのですが、大河ドラマは"いいもん" "わるもん"がはっきりせず難しかったので、
日曜夜8時は『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』を観ていました(笑)
大人になると、"いいもん" "わるもん"だけでは割り切れない話を楽しめるようになるのですね。
という訳で、大河ドラマを楽しむ為に日本史の基礎を学び直す事にしました。
そこで引っ張り出したのが、ニンテンドーDSの『山川出版社監修 詳説日本史B』。
15年くらい前にも学び直そうと思って買っていたんですねぇ…。
大河ドラマでいうと「功名が辻」を観終わって「風林火山」を観ていた頃でしょうか。
ニンテンドーDSに久々に充電し、恐る恐る電源を入れてみると、無事に立ち上がりました。
液晶画面がやや黄ばんでいましたが、「12月10日は坂本龍馬の命日です」と表示され
カレンダーが合っている事に驚きました。十分に使えます。
第1章「日本文化のあけぼの」から勉強し直していきます。
第3章に「貴族政治と国風文化」とあるので、来年の大河ドラマ『光る君へ』の
時代背景を学ぶのにちょうどよく、今回は続くのではないかと思っております。
前回続かなかったのは確か、大筋を学ぶために買ったし性格的にも順番に見ていきたいのに、
その時に最も知りたかった時代が書かれている章まで、ややしばらくあったからだったと思います。
戦国マニア、幕末マニア、城マニア等の方々が嬉々として話すのを見聞きするのも好きなのですが、
「あっ、それ知ってる。私も好き。」と共感して、より楽しめそうです。
学び直しのきっかけは、実用性、必要に駆られてという事もあるでしょうが、
私には、好きなものをより楽しむ為というのが合っているようです。
皆さんはいかがでしょうか。
編集後記
私が学び直したいもののひとつに、「世界の名作映画」もあります。
名作映画自体にも興味があるのですが、色々な作品に引用されていたり、
オマージュされていたりするので、元ネタを知っているとより楽しめると思うので。
現在放送中のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』では、ドラマ好き主人公が発する
過去のドラマにまつわる小ネタが数多く登場するのですが、同世代でもあるので、
学び直さなくても全部気付いているはず。気付いた時の嬉しさや感慨深さを他でも味わいたいのです。
日本史の教科書のボリュームはある程度分かるので終わりが見えますが、
映画は1作品が長く数も多いので、果てしないですね。
手始めに、自分の生まれ年公開の「ゴッドファーザー」から見てみようと思っています。
お薦めがあれば教えて下さい。
それでは、次回もお楽しみに!
稲村 祥子