2023.10.25号 VOL.206
誤算からベタ
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
日増しに秋が深まり、朝晩は肌寒さを感じることも多くなりました。
気づけば10月下旬。今年も二ヶ月あまりですね。
今回は今年の始めには想像もしていなかった我が家の変化について綴ります。
それでは、『 真価と進化 2023.10.25号』、最後までお付き合いください。
誤算からベタ
自営の飲食店で生まれ育ったこともあり、今まで、生き物を飼った経験がなく、
家で生き物を飼うことにはいつも消極的でした。
子供たちにも「大人になって自分で責任を持てるようになってから。」と言い聞かせてきました。
そんな中、社会人になったばかりの長男が行動を起こしたのです。
「我が家に小さなのアクアリウムをつくります!」
生き物がいる彩のある生活をしたいとの想いはずっとあったようです。
・YouTubeで念入りの自習
・東銀座の熱帯魚店に通い、飼育のプロに相談
・父を巻き込む作戦を決行(お出かけに誘う→熱帯魚店へ誘導)
・初めて飼う魚を定め、興味を示さない母と弟へのプレゼン活動
父(すぐにはまる)を味方につけた長男は、具体的にどうしたら飼えるかと、連日のように交渉してきました。
~母からの条件~
・餌やり、水の取り換えなどを責任もって対応すること
・水槽が設置された後のリビングが清潔感と景観を保ち清掃、片付けをすること
・魚を飼う環境維持のための光熱費、水道費等は自己負担すること
・最後まで責任をもって飼うこと
そして、間もなくして、初心者にも飼いやすいとされる熱帯魚の「ベタ」が我が家にやってきました。
最初は、オスの一匹がおしゃれなガラス瓶で飼育が始まりました。
休日になると父を誘っては熱帯魚店へ通い、二か月後には五匹になりました。
ベタは気性が荒いため、基本的には一匹ずつ飼育することを推奨されているらしく、
水槽となるガラス瓶が五つに増えました。
キッチンの前に並べれた瓶の中で、カラフルで鮮やかな鱗と長いヒレをなびかせ
ています。そんな様子を目にしながら家事をすることが日常になりました。
いつの間にか、少しずつベタ知識が頭の隅に蓄積されていることを実感します。
長男談 ~ベタとの生活は~
・どんなに仕事に疲れていてもリラックスできる
・ベタにより良い環境をつくることが励みとなりやる気が増す
・ベタを通じた他者とのコミュニケーションが増えた
活き活きと世話をする姿、周りに巻き込むあざとさにやや感心するくらいです。
そんな長男から、トイレのメッセージに背中を押されたよと。
『 Lead the self (自分で自分を導く)』
~ 未来を変えるには今を変えるしかない ~
~ 同じ行動では未来は変わらない ~
このメッセージはこの春、自分自身と次男に向けて追加したものです。
まさか長男の背中を押すことになるとは、、、誤算でした。
家庭での小さな小さな成功体験ですが、自分自身の想いと意志を持って、
小さなことであっても行動することの大切さを実感したようです。
【参考】
https://t-aquagarden.com/column/zukan_bettafish/
編集後記
10月の週末となると、学校行事の秋の大運動会が各所で開催されますね。
今週末、応援にいく甥っ子の運動会ではジェンダーレスの取り組みが具体化し、
徒競走と選抜リレーがジェンダーレスで男女混合となるそうです。
どちらの種目も運動会では鉄板の人気種目。保護者の応援も一層熱が入ります。
ジェンダ―レスの取り組みからどんなドラマが生まれるか楽しみです。
それでは、次回もお楽しみに!
村井 一美