シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2023.8.30号 VOL.198
思い出の赤い筆箱

こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。

残暑厳しい日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
先週末、カフェにいたところ、隣の席の中学生2人が、
宿題をひらきながら、ずっとおしゃべりしていました。
口ではなく手を動かさないと!終わらないよ!
・・・というおせっかいは我慢して、温かい目で見守りました。

夏の終わりの風物詩ですね。 周囲に頼らず、自分で頑張って終わらせていることを祈るばかりです。

それでは、『 真価と進化 2023.8.30号』、最後までお付き合いください。

思い出の赤い筆箱穴


実家に帰省した際に、探し物があり、タンスの中をみていたら、
母が若かりしころに着ていたと思われる洋服(Tシャツ)を見つけました。

後年の体形を考えると、このサイズ感はおそらく30代前半の頃・・・?
すると、40年以上前のTシャツ・・・!?
クリーニングの後、丁寧に保管されており、いまでも新品同様の綺麗さ。
宝物を発見した気持ちで、ありがたく東京に持ち帰ってきました。

母は「品質の良いものを長く使う」という価値観の人でした。

私が小学校に入学したとき、赤い革製の筆箱を買ってくれました。
真っ赤なランドセルとおそろいのような、シンプルなデザインの筆箱。
母は、この筆箱を「6年間使い続けなさい」と言いました。

小学生といえば、キャラクターが描かれた可愛い文房具に囲まれていたいお年頃です。
6年の間に何度も交渉しましたが、却下され続け、
結果、小学校を卒業するまで同じ筆箱を使い続けました。

長く使わねばならないという覚悟があると、
鉛筆の芯で汚れた中身をたまに掃除したり、雑に扱って壊したりしないようにするなど、
自然劣化していく中で、意識的に丁寧に扱うようになっていました。
まさに、母の思惑通りに成長したということですね。笑

卒業時は、ボロボロの筆箱から解放される喜びと、
使い切った満足感と、少しの寂しさを感じた記憶があります。

当時の経験がいまも私自身の中に残っており、母の価値観を受け継いでるなと感じることがあります。
流行りもの、ワンシーズンだけの商品にあまり惹かれないのは、赤い筆箱の影響かなぁと思います。

ただ、最近は、ちょっとした弊害も感じています。
リユース商品に対して、何となく抵抗感を感じてしまうという点です。

自分自身が愛着を持って、長く1つのモノを使うことに慣れていると、
知らない人が同じように想いをもって使ったものを購入することに少し抵抗を感じてしまいます。
そして自分が欲しいと思えないため、売りたいという気持ちにもなれずにいます。

知り合いから譲り受けたり、購入することはむしろ嬉しいことなので、
「知らない人が」というところがネックになっているのかもしれません。

引き続き、自分自身の物は長く使っていくのはもちろんのこと、
今の時代は、個人だけでなく、世の中全体で物を大切に長くつかっていく、
ということが大事になりますので、少しずつ、自分自身にとって違和感のない、
リユースの活用を取り入れていきたいなと思っています。


編集後記


今でも赤い筆箱ってあるのかなと思い、調べてみたら売っていました。
小学生に持たせる文房具としては高価だったことを、たった今知りました。

https://item.rakuten.co.jp/goodwoods/10088651/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_agid=&gclid=Cj0KCQjwi7GnBhDXARIsAFLvH4koj5DVp9gl2PyJzqvHgY1BQqh40qvq9Z2KrdAVOThrEiAIN7sCwW0aAoP2EALw_wcB&iasid=wem_icbs_&icm_cid=18510136945&icm_acid=255-776-8501 /

大事に扱うように気を付けていたとはいえ、
机から落としたり、誤って踏んでしまったりしてましたので、
丈夫で良い品だったのだなと改めて思います。
子どもの頃に良い経験をさせてもらったことに感謝です。

それでは、次回もお楽しみに!

分部 理恵