シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2023.3.1号 VOL.175
年齢のとらえ方、偏ってませんか?

こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。

今日から3月が始まりました。
年度末の方が多いかと思いますので、皆様お忙しくされていることと存じます。
日中は暖かい日も増え、少しずつ春の訪れを感じるようになってきました。
そして春とともにやってくる大量の花粉。
私は毎年ぎりぎりのラインを保っていますが、いつ超えてしまうかわからない恐れから、
着用が緩和されてからも、マスクを手放せない気がしています・・・

それでは、『 真価と進化 2023.3.1号』、最後までお付き合いください。



年齢のとらえ方、偏ってませんか?


自分自身の年齢に対して、違和感を感じることはありますでしょうか。

年齢は、全人類における最も客観的な指標の一つといえます。
よって、年齢を基準でみたときにポジティブ・ネガティブ両面での評価、偏見が生まれます。
見た目は実年齢よりずっと若くみえるとか、年齢の割に落ち着いているとか、
逆に、年齢の割に老けている、大人なのに精神年齢が低いなど、
他の人に対して、年齢を基準にその人を先入観でみてしまうものです。
そしてそうした周りの評価が自分の実感値と異なっているなと感じることは
みなさん経験されているのではと思います。

全国10,000人の意識調査「実感年齢白書」によると、
こういった「年相応」のイメージを気にしてしまい
本当にやりたいことを躊躇してしまう方が多くいるようです。

・これからも恋をしたいと言ったら「もういいでしょう」といわれた(女性63歳)
・若い人に「残業は私がやるから先に上がってください」と労われて落ち込んだ(男性72歳)
・「スカートの丈が短い」といわれた(女性76歳)
・そろそろ年なんだから「年相応に落ち着いたら」といわれた(女性56歳)

これをみて、私は素直で素敵な欲だなぁ!と思わず笑みがこぼれてしまうと同時に、
実際に目の前にこういう方がいたら、無意識に年相応の基準でみてしまうなと気づかされました。

自分自身で感じる、自分の年齢「実感年齢」が若い人ほど、
単に健康、容姿への満足だけではなく、
生活全般で感じている「幸福度」が高いそうです。

実感年齢が若い60代-70代の方は、
栄養バランスを意識して、野菜を意識して食べるが、
でも、食べたいものは我慢せず、ビールが好き。笑
何事にも積極的、行動的で、好奇心がつよく挑戦心がある。
人生の目標をもちつづけています。

素敵な年の重ね方をされている方がたくさんいることに勇気づけられるとともに、
全世代、やりたいという意欲のある人が、我慢することなく挑戦できるようになると、
それに刺激を受けて、それなら自分も、と意欲溢れる方が派生的に増え、
そしてその上昇気流がさまざまな社会課題を解決していく力になっていくのだろうなと思います。

いま、隣の人に対して、先輩に対して、上司に対して、
家族に対して、両親に対して、
「年相応」という物差しでみていないだろうか?
ぜひ意識していけるといいなと思います。


※出展
サントリーウエルネス「実感年齢で生きようプロジェクト」
https://www.suntory-kenko.com/contents/aginglabo/jikkan_nenrei/

「実感年齢白書 2022」
https://www.suntory-kenko.com/contents/aginglabo/jikkan_nenrei/hakusyo/jikkan-nenrei-hakusyo-01.pdf



編集後記


<あなたの実感年齢はほかの人とくらべて高いか?低いか!?>

以下資料に、20代~70代まですべての年齢の実感年齢差平均が掲載されていますので、
ご自身の同年齢の平均と見比べてみてください。

P17
https://www.suntory-kenko.com/contents/aginglabo/jikkan_nenrei/hakusyo/jikkan-nenrei-hakusyo-01.pdf

一般的には、以下傾向のようです。

20代=自分は実年齢より少し大人と思っている
30代=自分は実年齢に対して年相応と思っている
40代=前半は混乱中(若いと思ったり年を取ってると思ったり)
   後半から、自分は実年齢より若いと思い始める
50代=後半から、実感年齢と実年齢の差が開き始める
60代=年を重ねるごとに比例的に差が開いていく

まさに上記の通り、過渡期である40代前半の私にとって、
あれこれ悩むのは今だけだからやめようと前向きになれる結果でした。笑

それでは、次回もお楽しみに!

分部 理恵