シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2023.2.22号 VOL.174
正しくしよう、マスクトーク 『 真価と進化 2023.2.22号 』

 政府は、3月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を
決定しました。すでにこの3年間散々してきた「マスクトーク」。
これから外したい気持ちを前提に、大いに再燃すると思われます。

 あなたは「マスク外します?」と聞かれたら、何と答えますか?
「個人の判断に委ねる」ということは、自分なりの考えを持たなければ
なりません。政府も随分無責任なことを言ったものです!

 ・・・さて、気を取り直して、他人を批判しても大勢何も変わりませんので、
自分はどうするかに集中して、一緒に考えてみましょう。

 それでは、『真価と進化 2023.2.22号』、最後までお付き合いください。



正しくしよう、マスクトーク


 まず、厚生労働省が具体的にどのように発表しているのかについて、
正しく理解してみましょう。
(※捉えやすくするために文言を変えた部分が若干あります。)


●厚生労働省HP 「マスクの着用について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html


●基本的なポイント
・2023/3/13(月)以降に適用
・個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねる
・本人の意思に反してマスクの「着」「脱」を強いることがないよう配慮
・ただし、以下のシーンでは着用を「推奨」する
 ─ 医療機関を受診する時
 ─ 高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や
  高齢者施設などへ訪問する時
 ─ 通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗車する時
  *概ね全員の着席が可能であるもの(新幹線、通勤ライナー、
   高速バス、貸切バス等)を除く。
 ─ 流行期に重症化リスクの高い方が混雑した場所に行く時

●陽性になった時、同居する家族が陽性になった時、症状がある時
・「外出を控えてください」

●医療機関や高齢者施設など
・勤務中のマスク着用を「推奨」

●事業者からの着用の要請
・感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員に
 マスクの着用を求めることは「許容される」

●子ども
・子どもについては、すこやかな発育・発達の妨げとならないよう
 「配慮」することが重要


 さて、いかがでしょうか?恐る恐る書かれてはいますが、
実は、「義務」「強制」「要請」の類は1つしか記載されていませんでした。

 それは、陽性になった時、同居する家族が陽性になった時、
症状がある時に「外出を控えてください」という1点です。

 企業としては、それが一番影響が大きいんだけど・・・
というのは置いておいて、全てのシーンで「つけろ」「つけなくていい」
「つけた人しか入れない」「つけないなら出ていけ」などという対応は
政府の方針とは異なるという理解を皆で認識を合わせて、
「マスクが不自然」な社会に戻っていきましょう。

 あなたは、3/13(月)から、マスクを外しますか?
外している人を見て、どういう態度を取りますか?

 私は、他人から怒られなさそうな範囲で、最大限外していきます!


編集後記


 厚生労働省HPを見ていたら、実は小さく「詳細はこちら」という
リンクがありました。新型コロナウイルス感染症対策本部が2月10日に
決定した方針の原文のようです。

 ここに、実は社会的にまだ認知が広くされていない、
重要な変更点があります。それは、

●5/8(月)から、基本的対処方針及び「業種別ガイドライン」も廃止予定

ということです。

 つまり、入店時の消毒や、ソーシャルディスタンス、パーティション設置、
常時窓開け、ビュッフェの使い捨て手袋、ハンドドライヤー停止、大声禁止
などが撤廃されていくということです。

 個人的には、カフェ・飲食店のパーティションが窮屈で仕方なかったので、
この表記を見つけた時に、大いに喜びました!
3年ぶりの窮屈さからの解放を楽しみに待ちましょう。

 それでは、次回もお楽しみに!

田中 裕也