2022.9.14号 VOL.153
進化する銭湯 『 真価と進化 2022.9.14号 』
今年7月に東京都の銭湯料金が480円から500円に値上げされました。
原油価格高騰などで経営が苦しくなり、料金改定せざるをえないためです。
ドラマをきっかけに昨年から銭湯にハマり、30か所近く訪れましたが、
どこも工夫をこらしたサービスがあり、いまだ飽きずに開拓しています。
今回は、私が何度も足を運んでいるちょっと変わった銭湯をご紹介します。
それでは、『 真価と進化 2022.9.14号』、最後までお付き合いください。
進化する銭湯
皆さんは無料でサウナに入れる銭湯があることをご存知ですか。
まだ行ったことのない銭湯を求め、SNSで情報を集めていたところ、
偶然COCOFUROたかの湯という、少し変わった銭湯を見つけました。
COCOFUROたかの湯
https://cocofuro.com/takanoyu/
最近のブームの影響でサウナ付きの銭湯自体も増えてきましたが、
通常は入浴料と別に、200円から500円のサウナ料金がかかります。
実は料金を値上げしても老朽化した設備の改修で赤字のため、
サウナ料金で補填し帳尻を合わせる銭湯も珍しくありません。
それでもトータル1,000円未満で、スーパー銭湯より安いのですが、
それを下回る500円で、銭湯もサウナも入れるたかの湯に驚きました。
たかの湯の最大の目玉はミュージックロウリュです。
ロウリュとはフィンランドに伝わるサウナの入浴法ですが、
たかの湯の場合、20分に1回、熱々のサウナ石に自動で水がかかり、
一気に高温の水蒸気が発生することで、瞬く間に汗が吹き出ます。
それと同時に、流行りや季節に応じた音楽がサウナ内に流れ、
非日常的な感覚を味わえるのが、ミュージックロウリュです。
以前までサウナは静かな空間で入るという先入観があり、
最初は疑問でしたが、意外にも音楽とサウナの相性が良く、
都心から少し離れていても、いつも賑わう理由に納得します。
これまでも美術館のようにおしゃれな外観や、
現金を一切使わないキャッシュレス対応など、
人気の温泉地と遜色ない銭湯に出会い驚きました。
皆さんもお気に入りの銭湯を見つけてみてはいかがでしょうか。
編集後記
最近は友人と遊んだあと、一緒に銭湯に行く機会も増えました。
開放的な雰囲気のおかげか、普段食事中に話すときよりも、
湯船の中の方が腹を割って悩みなど話せるような気がします。
老若男女問わず、進路に迷う学生や仕事に悩む社会人など、
多種多様な人が集まる銭湯を、これからも堪能していきます。
それでは、次回もお楽しみに!