シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2022.4.27号 VOL.135
人と人を繋げる他己紹介

こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
3年ぶりに制限がないゴールデンウィークがいよいよ始まりますね。

4月は新生活の準備期間、5月が本番のスタートと捉え、
体や心のリフレッシュをして気持ちを新たに5月がスタートできるように
良い休日をお過ごしください。

それでは、『 真価と進化 2022.4.27号 』、最後までお付き合いください。



人と人を繋げる他己紹介


この週末、高校の保護者会に参加しました。
入学後初の保護者会だったこともあり、クラスの9割が参加してました。
初対面同士が集まった教室では、ほとんど会話もなく、手元の資料に目を
通しながら、始まりを待つ様子がありました。

保護者会も終了近くになると担任の先生から
「もう時間もあまりないのですが、せっかくなんでお隣の方とご挨拶を」
と促され、教室に入ってから初めての会話をしました。

お隣の方と互いに簡単な自己紹介を終える頃合いになると、
「せっかくだから、近くの6人でグループになりましょうか。そして、
ぜひ、挨拶されたお相手についてグループの皆さんにご紹介してください。」

「え、ごめんなさい!なんてお名前だったかしら?」
「そんな展開ですか?」と保護者達が一斉にざわつきました。

動揺する保護者たちを尻目に
「はい、時間がないので30秒後にスタートしますね。」
と笑顔でタブレットでタイマーをセットする先生。

慌てて互いの情報を確認にしあって、6人の紹介タイムがスタートしました。

微妙に間違ったことを伝えては、相手(本人)から訂正が伝えられたり、
二人組の時には得られなっかた多くの情報から共通の繋がりを見つけると
話に割り込む人が現れたり、一気に場が和み、どのグループも大いに盛り
あがりました。

「私のクラスでは一人ずつ順番に行う自己紹介はやりません。」
「人の話を聞いているようで聞いていないんですよね。」
「実は入学式当日、生徒たちに同じことをしてもらいました。」

たしかに、ひとりずつ順番に行う定番の自己紹介となると、
何を言おうか、言うことを頭の中で整理して復唱したり、ちゃんと聞くこと
に集中出来てないことが多いと感じました、

他己紹介を通じて、改めて実感しました。
・コミュニケーションは「双方向のもの」である。
・相手に関心を持つと、相手のことが分かるようになる。
・最も効果的なアウトプットは人に教えること。

先生があえて開始時に「他己紹介」について説明せずに行ったことも
私たちがゲーム感覚で他己紹介を楽しめたことに繋がったと思います。

先生の粋な計らいのお陰で、すっかり打ち解けた我々は、
行きはひとりで歩いた駅までの通学路を帰りはお互いに情報交換をしながら
楽しく歩くことができました。


「他己紹介」は初対面の同士の集まりの際にアイスブレイクとして行う
最適なコミュニケーションツールの一つだと思います。
内定者懇親会などに取り入れてみてはいかがでしょうか。



編集後記


グループでの他己紹介で話題になったのが「軽音部の入部条件」でした。

【入部希望者同士で即席バンドを組み、入部オーディションに参加すること】

仲間を募るコミュニケーション力をはじめ、選曲やパート分担、知り合った
ばかりのメンバーと練習スケジュールを計画し、実行することは相当大変
なことだと思います。

高校生ならではの「軽音部」。初心者だって多いはずです。
楽譜も読めない。楽器も初めて、でも軽音部で音楽に挑戦したい人は
どうやってオーディションに挑むのでしょうか。
おそらく挑む前に諦めてしまう人も少なくないのでしょう。

間もなく開催されるオーディションでどんなチャレンジが繰り広げられるか
非常に気になります。
運動部だけじゃない、いろんな「アオハル」が学校中に溢れていました。
それでは、次回もお楽しみに!

村井 一美