2022.3.2号　VOL.127
テレワークがもたらした気づき

こんにちは。株式会社シンカの武田と申します。

2022年になったかと思えば、あっという間に2ヶ月経過し、もう3月が始まりました。
徐々に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりましたね。

本日は様々な分野で進むオンライン化、そして、完全テレワーク勤務の方と
一緒に働いたことによる気付きを少しご紹介させて頂きます。

それでは、『 真価と進化 2022.3.2号』、最後までお付き合いください。

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テレワークがもたらした気づき


みなさん、味がダウンロードできる時代になっていることをご存知でしょうか。
私はつい先日知ったばかりなのですが、非常に驚きました。

これまであった「フードプリンター」と任意の味を表現できる「味ディスプレイ」
というものを組み合わせて開発されたそうで、パンやビスケットなどに
見た目と味を印刷して提供できるとのこと。
インターネットで食べ物を注文する際に、事前に味をダウンロードし、
試食が出来たりすることが、今後可能になるかもしれません。
映像や音楽をダウンロードして楽しむように、味が新しいコンテンツとして
流通が起きていくだろうと開発者の方はお話されていました。

現在、様々なSNSを通じて、食べ物を紹介する投稿が多いですが、
いつか、味も一緒に発信することが出来るようになるのかもしれませんね。

さて、ご紹介した事例も含め、様々な分野でのオンライン化が進んでいる中、
新型コロナウィルスの影響もあり、オンライン化がさらに加速している状況かと
思います。弊社でも、出社が当たり前だった勤務形態から、テレワークが導入され、
日常的に出社とテレワークを選択できるように変化をしました。
業務内容によっては、出社した方が効率的なものありますし、
逆にテレワークの方が効率的なものもあり、
"仕事の効率化"という観点で選択できる良さを体感しております。

最近では、完全テレワークの方と一緒に働く機会もかなり増えてきました。
業務の教育をさせて頂いたり、一緒にプロジェクトを長期的に進める中で、
私が感じたメリット・デメリットを少しご紹介させて頂きたいと思います。
（業務教育担当、プロジェクトを中心的に進めていく側の立場での目線となります）

■完全テレワークの方と働いて私が感じた"メリット"
・業務の説明が対面よりも丁寧になる
・相手に伝える資料について、内容を細かく分かりやすく作成するようになる
・口頭ではなくメールやチャットで指示や依頼出しを行うことが
　非常に多いため、指示や依頼出しの内容が明確になり、エビデンスとしても残る。
・受け手側からしても、口頭での指示、依頼出しよりもメールやチャットで
　受け取った方が正確に情報を受け取れるため、改めて振り返ることもでき、
　間違いや勘違いが起きにくいのではないかと感じる。
・時間を効率的に使える
　（複数名とやり取りをしながらプロジェクトを進めていく中で、方々より
　　質問を受けたりすることが非常多いのですが、連絡の内容により優先順位を
　　付けて効率的に対応ができると感じます。これが全て口頭でやりとりを
　　しているとすると時間が掛かり、うまく対応することが出来ないかもしれません）

■完全テレワークの方と働いて私が感じた"デメリット"
・相手の様子が少し分かりにくい（忙しいのか余裕があるのか）
・いつもオンライン会議ばかりなので何か物足りない気持ちになる
　（コロナ禍なので難しいですが、懇親会など対面で会いたくなります）
・チャットで解消されつつありますが、人によっては、
　雑談がしにくい、ちょっとした連絡が取りにくい等あるかもしれません。

ご紹介させて頂いたメリット・デメリットは、私が行っている業務内容に
偏った内容になっているかもしれませんが、1年以上、完全テレワークの方と
働いてみて、私自身が感じた内容となります。

メリットの１つ目、２つ目などは、対面の時からやっておけばよいことなのですが、
対面であれば、伝わるだろうという甘えから工夫出来ていなかったのかもしれません。

様々な分野でオンライン化がされていく中で、"やはり対面が一番だよね"と
感じている人が多いかと思います。私もそのように感じることもあります。
対面が一番、と感じているという事はオンラインであることで何かしらの
不便さを感じているという事と思います。完全テレワークのため、
オンラインしか選択できない環境になったことで、対面に逃げるのではなく、
この不便さをどうやって解消したらよいのかを考え、工夫した結果が、
メリットとして現れたのではないかと感じました。

今回、完全テレワークの方と働くという経験をさせて頂いたことで、
自分自身が一歩成長できたのでは、と感じることが出来ました。
オンライン化が進む中、様々なご意見があるかと思いますので、
一人の経験談として、受け取っていただけますと幸いです。