2022.2.2号 VOL.123
「地域」の魅力
こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。
人口減少、超高齢化社会という避けられない課題に直面しているいま、
地域を活性化させるべく様々な取り組みをしている地域が全国各地で増えています。
自治体や地元の方だけでなく、都市部の方も興味関心が高まってると感じます。
今回は、2021年11月からスタートした
都市と地域をつなぐ地域通貨「Hello, againコイン」を通して感じられる
「地域」というものを、お伝えできればと思います。
それでは、『 真価と進化 2022.2.2号』、最後までお付き合いください。
「地域」の魅力
先日、埼玉県飯能市で事業や仕事をされていらっしゃる方々、
総勢15名にインタビューをさせていただきました。
この皆様は、都市と地域をつなぐ地域通貨「Hello, againコイン」の
加盟店になってくださっている方たちです。
その中のお話の一部を、ほんの少しだけご紹介できればと思います。
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・最初にね、いろいろ聞くんですよ。何が作りたいか、ここで何がしたいか、
どんな一日にしたいか、とか。それで図面と、その日のスケジュールも考えてあげる。
休憩のお茶や散策が楽しいって人もいる。それでもいいんですよ。
楽しくすごしてもらって、木が、西川材が、飯能が好きになってもらえれば。
(きまま工房・木楽里 井上 淳治 さん)
・私はこの大松閣を通じて「笑門来福」を実現したいと思っていますが、
そういった「会いに来てくださる」お客さまがあってこそだな、と日々実感しています。
(大松閣/山の茶屋 柏木 宏泰 さん)
・飯能の豊かな自然を、目で見て耳で聞き、全身で感じて欲しい。
そして素晴らしさ、数多の生物と共生している私たちの暮らしについても知っていただきたい。
(やまね酒造株式会社 若林 福成 さん)
・息子が生まれたころに、こんな姿をずっと見せてたらだめだ
「輝いている親父の背中」を見せないと、と思った。人生は楽しいぜ、って見せたかった。
それで未経験だったけど、木のおもちゃを作り始めた。
最初は売れなかったけど、すごく楽しかったなあ。
不思議なことに、お金って追わなくなると入ってくるんだね。
(木のおもちゃ Muku-studio 野出 正和 さん)
・いつも感じるのは、みなさんこの土地が大好きだということ。
そして元気にしたいと考えているということ。
アイデアを話し出すと、火がついて止まらないことも。
自分もそれに影響されて熱くなり
「いろんな人に知ってもらい、何度も来てもらいたい」と本気で考えています。
(さわらびの湯 上野 竜也 さん)
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飯能市の名栗という場所にAliveを開業して約1年半の間に、
たくさんの地域の方とのご縁をいただくことができました。
その中で感じてきたことは、大げさではなく、本当に出会う人全員が、
口をそろえて「いいところでしょう?」と笑顔でお話してくださるということ。
お一人お一人が、地域に誇りを持っていらっしゃる。
そしてそれを伝えるために、皆さんそれぞれのやり方で、
想いをもって前向きに取り組まれていることに、心を動かされてばかりです。
都市部にいると忘れがちな、人として大切なことを教わっているなと
お会いするたびに感じています。
人とのご縁に感謝し、自分なりにできること、やりたいことを
小さくても、焦らず気負わず、進めていければと思っています。
◆「Hello, againコイン」の加盟店15名のインタビューはこちら!
皆さん、とても魅力的な方々です。ぜひご覧ください。
そして、「会いに行ってみたいな」と思っていただけたら嬉しい限りです。
https://helloagain-coin.com/coin/people/
編集後記
地域を活性化させる、ということが何なのか、
そもそも活性化させる必要があるのか、
いまもまだ私の中で答えは見えていません。
ただ、出会った人たちが困っていたら自分にできることはないか、
少しでも力になれることがあれば、という感情を抱くことは真実なので、
そういう気持ちを大事にしていたいなと思います。
それでは、次回もお楽しみに!
分部 理恵