シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2021.10.20号 VOL.109
初めての潜水

こんにちは。株式会社シンカの武田と申します。

今週から、寒さが一段と増し、徐々に冬に近づいてきていることを
感じておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
秋晴れの日など、日中は暖かい日もありますが、
どうか、皆様、寒暖の差にお気を付けてお過ごしください。

それでは、『真価と進化 2021.10.20号』、最後までお付き合いください。



初めての潜水


先日、スキューバダイビングのライセンスを取得してきました。
人生初めてのスキューバダイビングでしたので、新しい発見の連続でした。
本日はすこし、その時のお話をご紹介させて頂きます。

ダイビングを体験しようと思うと方法は2つあるようです。
1つ目は、体験ダイビング、といって数時間程度で最低限のレッスンを受けて、
インストラクターと一緒に潜る体験ができるもの。基本的に水深6M程。

そして、2つ目は、ライセンスを取得してダイビングをする方法。
ライセンスを取得することにより、最大水深18Mまで潜ることが出来るようになり、
コンディションの良い海であれば自分たちだけでダイビング計画を立てて、潜ることができます。

旅行などに出掛けた際に、ライセンスを持っていることにより、体験できる範囲が
大きく広がるということで、ライセンスを取得することにしました。

3日間の講習で、プール&海洋講習・学科講習があり、テストを受けてライセンス取得、
という流れだったのですが、実はダイビングを楽しめたのは3日目の最終日のみでした。

というのも、重量約20kgの機材を背負うため、最初はバランスを取るのも難しく、
フィンに慣れず上手く泳げず、慣れないダイビングスーツに苦しさを覚える、といった感じです。
ただ、何よりも緊張しために、大変だったことは、水中で呼吸をし続けることです。

水中でゴーグルが外れてしまったり、空気が足りなくなってしまった場合等、
あらゆる事態を想定し、さまざまな訓練を行います。その際に、非常に
重要なこととして、焦らず、一つ一つ手順通りにやることが求められます。

焦ってしまうと、パニックに陥り、水中でうまく呼吸が出来ない、
なんてことに繋がりかねません。ですので、無心になって、
まずは、水中で呼吸をし続けることに意識をし、手順を淡々とこなすのです。

そのような状態でしたので、実際に海に潜り、水中の綺麗な魚たちを
目の前にしても、なかなか見ている余裕なんてありません…。
3日目の最終日。4回目の潜水にして、初めて、海の中の世界に目を向ける余裕が出てきて、
普段、水族館で見るような鮮やかな魚たちを目の前に感動することが出来ました。
やっと、ダイビングの楽しさを体験できた瞬間でした。

ふと、振り返ってみると、
「無心になって一つの事に集中する、そして淡々と手順をこなしていく」
こんなに無心になれたのは、いつ振りだろうか…と感じました。
無心になって、集中し、淡々とこなすことは、今回、
目的を達成するために、最適な手段であったと感じています。

普段、いかに自分が、仕事のことや世の中の流れ、家族のことなど、
常に様々な情報を取り入れ、様々なことを考え、生活をしているのか…。
改めて振り返ることができた、良い機会となりました。

常には、なかなか難しいかもしれませんが、たまには、無心になって
集中できる環境に身を置き、目的達成のために、淡々と手順をこなしていく。
そんな機会を作ることが大切なのかもしれませんね。


編集後記


スキューバダイビングは、夏のアクティビティのイメージがありますが、実は、
冬こそダイビングの魅力が詰まっている、とインストラクターの方が言っていました。

冬の海は、冬でしか出会えない魚たちに出会えたり、水温が下がることで、
水中を漂うプランクトンが減って、水中の透明度が高くなるようです。
冬用のダイビングスーツを着て、潜水するようで意外と寒くないそうです。

ぜひ、冬のダイビングも挑戦してみたいと思いました!

それでは、次回もお楽しみに!

武田 圭