2021.5.26号 VOL.89
見守り愛
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
「ゴールデンウイークを中心に集中的に対策を講じて感染拡大を
なんとしもて抑えていきたい」と発令された三度目の緊急事態宣言。
現状は、宣言地域は拡大し期間も延長となりそうです。
先の見えない不安が続く中、それでも刻々と月日が過ぎて行きます。
今回は中学校生活の節目を迎えた次男について、母の想いをつづります。
それでは、『真価と進化 2021.5.26号』最後までお付き合いください。
見守り愛
先日、次男のバスケ部の夏の大会が終わり、中学校の部活を引退しました。
※毎年六月に行われる大会ですが、今年はオリンピックの開催が影響し、
例年より一ヶ月あまり早いスケジュールで行われました。
次男は小学校一年生のころから、兄が所属するこの中学校のバスケ部の
練習試合や公式戦を何度も観戦し、
「ぼくもこのチームでバスケをやる」と当時から言っていました。
区内の中学校は選択制のため、学区域を問わず希望する学校に入学できます。
小学校六年生の時、当時区内で強豪とされていた別の中学校へ進むことも
できましたが、次男は幼い頃からの想いを貫き、兄の通った中学校に入学し、
バスケ部に入部しました。
長男の頃は区内で、一、二を争う強豪チームでしたが、
その六年後、次男が入部した時は一つ上の先輩が三人しかいない、
このままではチーム存続も危うい状態でした。
同期が五人いなければ、自分達の代になったとき試合にでれません。
次男は同小の友達や、中学校になって知り合った友達に声をかけ、
十一名の同学年の仲間に恵まれて活動することができました。
そして約二年間の(残念ながら、うち半年あまりはコロナ禍で活動停止)
活動を経て、先日その仲間たちと全員で試合にのぞみ戦って、中学校の
部活を終えることができました。
そんなの当たり前と思われると思いますが、校内で陽性者の疑いがでて、
PCR検査が実施されることもあり、不戦敗になる可能性も十分にありました。
メインの代(中二の夏~中三春)では、公式戦は全て無観客試合でした、
顧問の先生方が保護者のために、試合を動画で共有してくれました。
そして、ラストミーティングの様子も動画で共有されました。
三年生ひとりひとりが自分の言葉でバスケ部での想いを話している姿は
とても感動しました。
意外にも次男が、顧問の先生に対して自分の気持ちをちゃんと伝えている
ことに、成長を感じました。
・「バスケのスキルさえあればなんとかなる」と思っていた自分に、
バスケはスキルだけでなく、人間性が大事であることを教えてくれた。
・そんな先生を区内一位の顧問にできなかったことが悔しい。
・この想いは、高校バスケで頑張って果たしたい。
<部活に注いできたエネルギーを高校受験へ>
バスケ部が上を目指して積極的に活動している高校を志望しています。
そして、悩んでいます・・・。
【選択A】強豪校でチャレンジ
(ユニフォームを着て試合に出れないリスクがあっても、
高いスキル、指導力の環境で試してみたい)
【選択B】中堅校でチャレンジ
(強豪には力及ばないが、チームの主力メンバーとなりうるチャンスを得て、
上を目指す)
中学校を自分で決めたように、自分自身で成りうる自分について悩み、考え、
志望校を決めて欲しいと思います。
来るべき新しい世界に向かうためには「勉強」が欠かせないと認識して、
バスケと同じくらい熱意をもって勉強に取り組んでもらいたいです。
親は見守ることしかできません。
学校見学や、部活動体験など学校選択の一助となる部分でフォローするも、
親の焦りを子供に押し付けずに、いかに「見守り」支え続けられるか、
来春までしばし忍耐の時が続きそうです。
編集後記
次男のトレードマークは坊主頭です。
今時の中学生、「坊主頭」は少数派です。だから一個性として印象に残ります。
定期的な身だしなみの散髪はもちろんですが、大事な試合の前には必ず
「気合の丸刈り」にすることは、我が家の慣習でした。
部活の引退を機に次男と「どうする?坊主頭」会議を開きました(笑)
せっかくだから、中学生の間は坊主頭でいようと話はまとまりましたが、
小学生から続いた我が家でのバリカン散髪もカウントダウン開始です。
一回、一回、大事な時間にしたいと思います。
それでは、次回もお楽しみに!
村井 一美