シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2021.4.28号 VOL.86
人とのご縁に感謝する

こんにちは。株式会社シンカ分部と申します。

新型コロナウィルスが収まるどころか変異株が猛威をふるっており、
耐える日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
経済を少しでも回さないと!という言い訳のもと、
友人といつもより高い外食をしてしまったりしてましたが、
社会貢献ということで良いことにしたいと思います。

それでは、『真価と進化 2021.4.28号』最後までお付き合いください。



人とのご縁に感謝する


新型コロナウィルスによりこの一年で様々な変化がありましたが、
私にとっては、意外にも、社会人人生で最も、沢山の方とのご縁が生まれた一年でした。
社会人になってはじめて、「仕事における出会い」と「個人的な興味関心における出会い」に掛け算が生まれ、
ライフとワークに一本の筋が通った感覚を感じられるようになりました。

私自身、もともと交際範囲は広い方ではなく、むしろ新しい出会いの場は苦手でした。
過去には、様々な大型イベント等でたくさんの名刺交換をしたこともありました。
そういった場でいい出会いを生み出されている方ももちろんいらっしゃるとは思うのですが、
私の場合は苦手意識があったのもありますが、目的が曖昧なまま参加していたために
その後もつながりを継続できるようなご縁をつくることはできませんでした。

そんな私に、なぜいま様々な方とのご縁が生まれたのか。

きっかけは、さかのぼること6年前。我々はミッションを掲げました。
「社会問題を解決することで、持続可能な社会を創造し、私たち一人ひとりの幸福度向上を追求する。」

この6年の間に、全社員でこの言葉の意味を考え、学び、体感し、
できる限り発信をすることで、仲間をつくる活動をしてきました。
そしてこの度、昨年10月に埼玉県飯能市に宿泊研修施設Aliveの開業にいたりました。
いままさにSDGsという明確な数値目標のもと、地球規模でのゴールとなっていますが、
Aliveでは、持続可能な社会をどのように実現するかを模索をする場にしたいと考え、
サステナブルラボとの名称をつけています。
コロナ禍にオープンしてまだ6ヶ月程度ですが、多くの方にコンセプトに共感をいただき、
お越しいただいており、中には何度も足を運んでいただく方もいて、本当にありがたい限りです。

そしてこの6年の間、私個人としては、
持続可能な社会をつくるために一次産業は絶対に衰退させてはいけないと感じ、
農業分野に興味を持ったことをきっかけに、週末だけ開校している農業学校に1年半通いました。
農家として日々チャレンジされている方、農業界を牽引している方、支えている方、
そして新規就農される方等、さまざまな方と出会うことができました。
ただ、畑で過ごす時間はとても充実していたものの、
何をやりたいのかイメージがつかないままに卒業してしまいました。

そこで、「ビジネスをつくる」ということを学ぶ機会がほしいと考え、
社会問題解決をテーマにビジネスモデルを検討する研究会にも参加させていただき、
大手企業の新規事業のご担当者やベンチャー企業の方、個人で事業をされている方など、
色々な背景をお持ちの方と新規ビジネスを考えるワークショップに参加しています。


Alive、農業、研究会、とそれぞれ全く別に動いていたのですが、
その結果、必ず誰か共通する人との出会いがあり、
一本の線でつながるという現象が起き始めています。

・Aliveの取り組みをきっかけに自然栽培をされている農家さんとのご縁が生まれる
・農業学校で講師をしていた方が、研究会での別プロジェクトのアドバイザーとして関わっていることを知る
・Aliveにいらっしゃったお客様が、研究会の事務局の方とつながりがあることを知る
・研究会の会長およびサポーターの方が、Alive経由で知り合った方と大変懇意な関係であることを知る
等々・・・

社会問題解決という誰も成しえていない前代未聞のテーマを通して、
同じ価値観を共有している人たちがこんなにも沢山いるのかと驚くとともに、
その輪が大きく、急速に拡がってきていることを強く実感しています。

社内外問わず、所属会社や役職は関係なく、損得勘定もない関係。
同じ目標、目的に向かっていきたいという価値観を共有できていること。
個々人が強く願い、それぞれが努力することで相乗効果が生まれるのではないか。
会社を超えた仲間、コミュニティーが生まれていると感じています。

自分ではできないことも、沢山の掛け算が起これば必ず何か変えていけるはず。
とてもワクワクしています。
ぜひ仲間に入りたいという方、Aliveにお越しいただければと思います!


編集後記


大河ドラマ「青天を衝け」を毎週楽しみに観ています。
今だからこそ「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一の生涯から、
感じることが多いのではないかと今後も楽しみにしています。

幕末の動乱に魅了される一視聴者ですが、
現在のSDGs目標達成について、未来の人々が過去の歴史として
振り返ることがあるのだなと思うと考えさせられます。

未来の人々に恥ずかしくない結果を残さねばなりませんね。

それでは、次回もお楽しみに!

分部 理恵