シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2021.4.7号 VOL.83
信念と仕事 

こんにちは。株式会社シンカの菅原と申します。

先週から新年度に切り替わりましたね。
心機一転、新たな目標を掲げて新年度を迎えた方も多いのではないでしょうか。

私の今年度のスローガンは、自分の意思を持っていい仕事をすることです。
2020年度は多くの変化があり、混乱の一年でしたが、
今年度は流されるのではなく、流れに乗っていきたいと思います。

それでは、『真価と進化 2021.4.7号』最後までお付き合いください。



信念と仕事


私は信念や自分の意思に自覚的になることや、それを仕事で発揮することが苦手で、
人と会う時に参考までに信念について質問をすることがあるのですが、
どうしても信念や意思が、仕事にどのように作用するのかいまいちピンときていませんでした。

先日、中学校で教師をしている友人と話している時に、
信念を持つことがどのように仕事に現れるのか、腹落ちする出来事がありましたので、
ご紹介させていただきます。

その友人はどんな仕事にも"遊び心"を持って取り組むことを信念としており、
彼曰く、どんな仕事でも楽しみ方を模索しながら取り組むことで、
一見雑用のような仕事であっても主体性を持つことができ
より理解しやすい教え方を追求することができるとのこと。

生徒に渡しているプリントも見せてもらったのですが、
資料集の素材と手書きのイラストを組み合わせたオリジナル教材を作るといった手の込みようで、
自分の記憶にある社会科の教材との明らかな違いから、彼らしさをひしひしと感じました。

それだけでは彼の遊び心は留まらず、
担任を受け持ったクラスのレクリエーション用に、脱出ゲームを自作しているとのこと。

生徒同士や生徒と教師の関係性を作るチームビルディングとしての役割もあるようですが、
一番の狙いは、彼自身が遊び心を持って仕事に取り組む姿勢を見せることを通じて、
勉強や行事を面倒臭いだとか、つまらないと流すのではなく、
楽しみ方を自分たちなりに考え、主体的に取り組んでほしいという想いがあるそうです。

レクリエーションの準備へのあまりの力の入れように、
他の先生からの奇異の目線に晒されることもあるようですが、
彼の人となりをよく知っているからこそ、その人柄そのままに真摯に仕事に向き合う様子が窺い知れ、
感銘を受けました。

自分はどうありたいのか、社会やクライアントにどんな影響を与えたいのか。
就職活動をしていた時に何度も考えたテーマですが、
改めて考えてみたいと思います。


編集後記


現在、小田原市のみかん農家さんの土地でイノシシ猟を行っているのですが、
日曜日の晩に、イノシシが罠に掛かったと農家さんからご連絡がありました。

これで農作物の被害を少しでも減らすことができると思うと嬉しい限りです。
それでは、次回もお楽しみに!

菅原 隆