2021.3.3号 VOL.78
志を立てよう
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
三寒四温を繰り返し、日が長くなってきたり、色々な春の気配を感じる3月。
3月と言えば、卒業式のシーズンですが、
別れを告げなければいけない寂しさがある一方、春から始まる新たな生活に
胸弾ませる季節でもあります。
今回は、次男の通う中学校で行われた「立志式」で感じたことをお伝えします。
それでは、『真価と進化 2021.3.3号』最後までお付き合いください。
志を立てよう
「立志式」とは、古来の「元服」にならい、15歳を迎える前の 中学2年生
の時期に「『志』を立て、自分の将来に向けて、精神的な支えにしよう」と
行うお祝いの行事です。
キャリア教育の観点からも、近年重要視されている行事の一つです。
式では、
2年生全員が舞台上で自分の「こころざし」と「こころざしに基づいた漢字」
を発表し、代表生徒が将来の夢や目標についての立志を宣言しました。
多くの生徒がかなりはっきりした夢をもち、発表している点に正直驚きました。
自分が中学2年の時、明確な夢がなかったからかもしれません。
校長先生の祝辞で、松下幸之助さんの「志を立てよう」のお話がありました。
「志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。
'生命をかけるほどの思いで志を立てよう。
志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい。
'志を立てるのに、老いも若きもない。
そして志あるところ、老いも若きも道は必ずひらけるのである。」
子どもたちに向けたメッセージでしたが、その言葉がとても心に残りました。
自分としては、夢というよりは、これから生きていく中で、
自分の決めた「志」をいつも胸に抱き、常に前向きに人生を歩んで行きたいなと、
今からでも新たな志を持ってもいいのだなと思ったからです。
息子たちには、日々の努力、「夢を叶えるんだ」という強い気持ちを持つことを
忘れないで欲しいと思います。
失敗してもいい。一生懸命に取り組んでいれば、成果は必ず出ると信じて。
あきらめない心で挑戦していってほしいです。
そして自分自身も、
新しい春を迎えるにあたり、自らの「志」について今一度じっくりと考えて
立ててみたいと思います。
編集後記
今日はひな祭り。
旧暦の3月3日といえば、現在の3月上旬から4月中旬。
ちょうど桃の花が咲く春らんまんの季節なので桃の節句と言われてます。
桃の木は、中国では病魔や厄災をよせつけない不老長寿の仙木とされ、
とても縁起のいい植物だそうです。
私の中でひな祭りと言えば、「ちらし寿司とさくら餅」です。
(さくら餅は道明寺粉独特のつぶつぶとした食感のある道明寺さくら餅派です。)
今夜は春の季節を感じながら行事食を楽しもうと思います。
それでは、次回もお楽しみに!
村井 一美