シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2020.09.16号 VOL.56
きっと、僕らは次の時代の「ふつう」になっている


こんにちは。株式会社シンカの松本と申します。

今月14日に行われた自民党総裁選では大方の予想通り、
菅義偉官房長官が圧勝し、16日に召集される臨時国会での首班指名選挙を経て、
第99代内閣総理大臣に就任する見通しという報道がありました。

私個人的としましては、地方出身ということもあり、
先日の自民党総裁選への出馬会見で地銀の数について「多過ぎる」と発言されたことや
これまでの地銀の経営統合において金融庁と公正取引委員会の対立を調整されてきた
ご経験などから、今後の地域金融機関の編成について注目していきたいと思っています。


それでは、『 真価と進化 2020.09.16号』、最後までお付き合いください。


きっと、僕らは次の時代の「ふつう」になっている


最近、
ビールの後に「次なに飲む?」と聞かれたら、迷わず「麦のソーダ割カットレモン入りで」
と答える。

麦焼酎のソーダ割にカットレモンを入れた方がレモンサワーよりも次の日にお酒が残らないからだ。

この持論については、お酒とレモンが好きな友人と検証したことがあるため、
今のところ異論も反論も認めていない(笑)

その友人(以下、レモンという)は某広告代理店に勤めており、
大学から東京で暮らしているため、かれこれもう8年ほど東京で暮らしていることになる。

レモンは休みの日でも仕事をするような仕事人間で、
よくレモンの社用携帯には いちごちゃん(仮名)のマネージャーから電話が来ていた。
将来は「地元の良いところを多くの人に知ってもらえるような活動をしたい」
と会うたびに言っていた。

そんなレモンから年末に「九州に帰る」と言われたときは
持っていた麦のソーダ割カットレモン入りを落としそうになったことを覚えている。

レモンは前々から「東京にいる意味」について考えていたようで、
九州で家族と自然の中でも仕事はできると話していた。

今月に九州に帰るレモンを見送るときは、
たまにはレモンサワーを飲みたいと今は思っている。


また、法人においても
パソナグループが東京都千代田区に置く本社機能の一部を、
9月から段階的に兵庫県の淡路島に移すことを発表した。

本社が地方にあると、人材、情報、仕事の獲得などに不利になるとされてきたのは、
もはや過去のものになりつつある。
Web会議やWeb面接が普及し、
コロナ渦はテレワークを軸として働き方改革を加速させる契機となった。

「島でも十分やっていける」と幹部らは口をそろえる。
自然災害に備え、事業継続計画(BCP)の観点からも東京との機能分散は利点が大きいとみている。

パソナ関係者は、
「東京一極集中は危ない。われわれが成功すれば、他の大手企業も続くかもしれない。
やることはいっぱいあります」と話す。

南部靖之代表は、「将来は船の上に本社を置いてもいい」とまで話している。

レモンもパソナグループの決断も今でこそ様々な意見が飛び交っているが、
半年、一年後にはまた風向きが変わっているかもしれない。


<参考>
・【日経新聞】淡路島移転のパソナ 家族と移住、音楽で副業の社員も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63780300S0A910C2000000/
・【東京新聞】「密」の東京脱出、地方へ移住 テレワークが後押し 東京6月初の人口減
https://www.tokyo-np.co.jp/article/50519
編集後記

私とレモンの周りでは私たちが麦のソーダ割カットレモン入りばかり注文するため、
レモンサワーよりも麦のソーダ割カットレモン入りを注文することが主流になってきている。

もしかすると、近い将来、
ビール後にはレモンサワーではなく、
麦のソーダ割カットレモン入りが「ふつう」になる日がくるかもしれない。

それでは、次号もお楽しみに!
松本 来杏