シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2020.08.12号 VOL.51
「有り難い」こと


こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
オリンピックが開催されていれば、閉会式が予定されていた8日から
お盆休みがスタートした方も多いかと思います。
いつもとは違う自粛ムードのこのお休みを自分や大切な人にために
気持ちを切り替えて楽しんでいただきたと思います。
それでは、『 真価と進化 2020.08.12号』、最後までお付き合いください。



「有り難い」こと


コロナ禍の影響で、夏の全国高校総体と全中大会が中止となり
部活動に励む中高生は、大きな喪失感を乗り越え活動しています。
私自身も一保護者として、残念な気持ちを持ちながらも、
制限された環境下ではありますが、完全自粛ではなく、活動ができること、
代替え大会などの実施に感謝しています。

次男が通う中学校でも8月1日、2日で区内の三年生ための代替わり大会が
行われました。
バスケットボールの醍醐味は一対一の対人プレー。
コロナ禍ではもっとも避けるべきスポーツのひとつかもしれません。
最後の最後まで大会を実施するか検討されたようです。

大会開催にあたり、
・事前の保護者の大会への参加同意
・二週間前から検温、コンディションチェック
・試合については7分ハーフの短縮版
・コート内の選手以外は監督も含みマスク着用
・新一年生、保護者の試合観戦は不可

もし、試合までに感染者がでたら、この試合にも参加できなかったですし、
また活動も休止です。無事に試合ができたこと、代替わりの一区切りが
できたことは本当に良かったと思います。


先輩たちが引退し、一年生と二年生による新チームが始動しました。
今年の夏休みは8/1~23までの短い期間になります。夏合宿も中止です。
他校との練習試合も、基本組まれません。

日々の練習の中で、先輩になった二年生は一年生をまとめながら、自身も
スキルを上げることに苦労しています。
本格的に練習がスタートした一年生は小学生時代にはなかった上下関係や、
ハードな練習メニューについていくことに苦労しています。
それも、これも部活動ができるから得られる経験ですし、成長の機会です。


このコロナ禍を機に、企業で働く会社員にリモートワークが普及され、
働き方が変わったように、子供たちを指導くださる先生方の(学校の)
働き方改革も実施され、先生方の負担軽減に資する部活動改革が積極的に
進んでいくのではないかと思います。
一保護者として、今後の学校の方針、取組みに理解を示さなくてはと思います。


このコロナ禍は、私たちが今まで当たり前に思っていたことが、
文字通り『有り難い』ことだと気付かせてくれたと感じます。

学校に行けること、
仲間と部活動ができること、
バスケットボールができること、
当たり前のことは『有り難い』ことなのです。

新チームが、みな健康で、一日でも長くチームとしてバスケットボールが
できますように・・・当たり前の日常に感謝して過ごしています。


※参考 「令和2年度における小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校に
おける教育活動の再開等 について」(令和2年3月24日文部科学事務次官通知)抜粋
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index_00007.html

編集後記

2020年甲子園高校野球交流試合が8月10日、甲子園球場で開幕しました。
アルプススタンドからのブラスバンドの応援はなし、試合後にベンチ前で
記念に土を集める行為も禁止、試合と試合の間にベンチ内の消毒作業を行うなど、
例年とは光景が様変わりした高校野球ですが、たとえ一試合でも、
甲子園のグラウンドで試合ができたことは本当によかったと思います。
大会期間の6日間、全出場校が無事に試合ができますように。
一視聴者として応援したいと思います。

それでは、次号もお楽しみに!
村井 一美