シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2020.07.15号 VOL.47
手ぶら通勤のススメ


皆さんは「手ぶら通勤」という言葉を聞いたことはありますか。
手ぶら通勤とは、その名のとおりカバンを持たず通勤することです。

緊急事態宣言解除後、個人的に徐々に密度の増す満員電車に嫌気が差し、
通勤のストレスを緩和できないか考えていたところ、以下の記事を見つけました。

▼手ぶら通勤のススメ
https://note.com/prcejks_wrappin/n/n562a320006f4

「物を持たず物理的に軽くなれば、精神的にも軽くなり通勤も楽になるのでは?」
今回はそのような好奇心から、試しに2週間手ぶらで通勤した実体験のお話です。

それでは、『 真価と進化 2020.07.15号 』、最後までお付き合いください。



手ぶら通勤のススメ


政府の緊急事態宣言が解除され、すでに1か月以上経過しました。
新型コロナウイルスを契機にテレワークを導入した企業も多いと思います。
弊社も週2日までテレワークが可能となり、働き方も大きく変わりました。

公益社団法人日本生産性本部が1,100名を対象に実施した調査では、
新型コロナウイルス収束後にテレワークを継続したいかという質問に対し、
「そう思う」が24.3%、「どちらかと言えばそう思う」が38.4%と、
実に全体の6割以上がテレワークを肯定的に捉えていることが分かりました。

▼参考「第1回 働く人の意識調査」
https://www.jpc-net.jp/research/detail/004392.html

私も例に漏れずテレワーク肯定派です。
お客様の理解もあり、6月中旬まで積極的にテレワークしていました。
しかし、仕事の状況が変わり、急遽毎日出社しなければならなくなりました。

そんな矢先、手ぶら通勤の存在を知りました。
もともと荷物は少ない方ですが、手ぶらで通勤したことは一度もありません。

ただ、最近電子マネーの利用が多くなり、財布を一回り小さくしたので、
ポケットに入れてもそこまで膨らまず、貴重品は全て身に付けられました。

そこで、以下の荷物を全て手放すことにしました。

・手帳
→会社のロッカーに置き、必要ならスマホでメモし、クラウド上に保存

・本
→満員電車で開きづらいこともあり、スマホで読むために電子書籍化

・スマホ用モバイルバッテリー
→事前に家で充電しておけば通勤途中で使用することもないため不要

・眼鏡
→遠い文字を見るため持ち歩いていたが、仕事中使わないため不要

・キーケース
→持ち運ぶ鍵が家の鍵のみなので、財布の小銭入れに収納し持参

その他営業で使用する名刺や営業用カバンも会社のロッカーに置き、
残ったのは、スマホ、家の鍵も入れた財布、社員証のみとなりました。

最初は得も言われぬ不安や、周りからの視線を気にしていましたが、
徐々に手ぶら通勤に慣れ、心なしかフットワークも軽くなりました。

普段は一人でお昼を済ませるのですが、手ぶら通勤のおかげか、
週に3回も同僚とランチに行き、自分自身、行動の変化に驚きました。

唯一のデメリットは、お弁当や水筒を持参できないことです。
今は食費のことも考え、ランチバッグだけ持って出社することにしました。

テレワークに慣れてしまっていたので、最初は毎日出社することに抵抗がありましたが、
通勤時間を快適にすることで、テレワーク可能な今だからこそ、
出社して働く目的を考えるようになりました。

振り返ると私自身未熟な点も多いため、テレワークで黙々と仕事をしても、
効率が悪かったり、考え込んだり、必要以上に時間を取られた気がします。

出社することをチャンスだと捉え、通勤のストレスに負けることなく、
今後も社員同士の生身のコミュニケーションを大事にしようと思います。

編集後記

東京は感染者200名を超える日が続き、予断を許さない状況です。
上京したときから楽しみだったオリンピックも延期になりましたが、
「Go ToTravel キャンペーン」など、徐々に夏が楽しみになりました。

先が見えないからこそ一日一日を大切にし、本日も手ぶらで出社します。

それでは、次号もお楽しみに!