シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2020.05.13号 VOL.31
特集「コロナに打ち克つ経営の為に大事な事とは」
(第2回 見える化が大幅な収益増を実現させる)



こんにちは。シンカ ディレクターの秋吉です。
特別特集「コロナに打ち克つ経営の為に大事な事とは」(第1回)はいかがでしたか?
稲盛氏等の教えを基に、「企業の成長は不況の時の対処の仕方で決まる」。
経営者だけでなく、経営幹部が危機感を持って真剣に考え
コロナ終息後の「出口戦略」構築を急ぐ必要性をお伝えました。

先ずは、新型コロナウイルス感染拡大が企業経営に
どう影響を与え始めたかの最新情報をシェアしたいと思います。

トヨタ自動車の豊田章男社長は、5/12の決算会見の中で
「今回のコロナショックはリーマンショックよりも
インパクトがはるかに大きいと思っている」と厳しい認識を示し
来年3月期の営業利益の見通しが80%近い減益になると発表しました。

リーマンショック後の決算でトヨタは
4610億円の赤字転落となったことはご存知だったでしょうか?
豊田社長は「リーマンショックの時よりも
販売台数の減少は大きいが企業体質の改善が進んでおり、
黒字は確保できる見通し」との考えを強調しました。

東京商工リサーチの5/6発表の
「上場企業の新型コロナウイルス影響」調査資料では
全上場企業3778社の内情報開示した企業(55%)の中、
410社(現時点で11%)の上場企業が下方修正を発表し
現時点での赤字幅合計は2兆6千万円となっており更に増えるとしています。
又、4月末の時点で倒産件数は109件で更に増えると発表しています。
上場企業の収益悪化により中小企業では
更に危機的な影響を受けることは容易に推測できます。

皆さんの会社でもリーマンショック後の経営はいかがだったでしょうか? 

豊田社長が強調した「企業体質の強化」を進めることができたでしょうか?

リーマンショックをはるかに超える影響の中、
「企業体質」の脆弱な企業は、上場企業においても事業部によっては
衰退の道を進むことになります。

第1回でも、非常事態宣言下において
「右往左往」しているときに分かれ道にたどり着き、衰退の道を選ぶか
徹底した経営革新と企業改革による企業成長の道を選ぶかを
要求されると述べさせていただきました。
非常事態宣言以降1カ月が経過した今、
「経営者及び経営幹部がすべき事」とは
 -【危機感を持つ事と収益の見える化】であると考えます。

中小企業においては全社員が、大企業においては事業部全員が、
危機感を共有し、徹底的な生産性・収益性を追求し
行動に移す「組織」であるかどうかになります。
豊田社長が言う「強い企業体質」になると思います。

【不況に打ち克つ強い企業体質の企業】とは
 -【収益の見える化が出来ており、熱い気持ちで
  一丸となった生産性収益性を追求する組織】だと思います。
数字に弱い組織では収益性は向上できません。

例えば、組織の中で、社員も下記の質問に直ぐに回答できるのが
「数字に強い組織」だと考えます。

① 労働生産性は?
② 顧客のTOP20の売上高と粗利率の推移は?
③ 主要製品TOP10の実際原価は?
④ 過去3カ年の重要顧客、収容製品群の粗利率の推移は?
⑤ ポートフォリオ解析での負け組とスターは? 今後の戦略は?攻め方は?

第2回目の今回は「見える化が大幅な収益増を実現させる」と題して、
大幅に収益増を実現した具体的成功事例を含め紹介するとともに、
非常事態宣言下で「経営者及び経営幹部がすべき事」を
説明していきたいと思います。

紙面に関係上、第2回「見える化が大幅な収益増を実現させる」の
フルレポートは下記をクリック下さい。
今回は少々長いレポートになっていますが、大事なことを書いていますので
最後まで読んで頂ければと思います。
http://www.shinka.com/pdf/akiyoshi_report_02.pdf

リンク先の本文中にも記載していますが、
「コロナに打ち克つ経営」のセミナーを5月20日以降に開催の予定です。

皆さんからの当メールマガジンの率直なご感想及びご質問を頂ければと思います。
セミナーへのご興味(参加したいとの意思表示も含め)、
又どのようなセミナーを希望するか等のコメント大歓迎です。

秋吉・新井 shinka-information1995@shinka.com まで送信をお願いします。

第2回目はこの辺で終わりします。
では「コロナに打ち克つ経営(第3回)」も楽しみにしていてください。

株式会社シンカ
ディレクター 秋吉 正一